ワタナベエンターテインメントのお笑いコンビ・ラパルフェが、「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)の準々決勝で見せたネタが話題を呼んでいる。都留拓也が得意の阿部寛のモノマネを披露し、ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)での阿部の役柄そのままに「『M-1』が正当に審査されている大会ならな…」「いいか…『M-1』の結果は、もう吉本がすでに決めてある!」など、大会主催の吉本興業芸人でないと勝ち残れないという都市伝説を使って、強烈な「M-1」いじりを見せたのだ。YouTubeのネタ動画は現時点で80万回以上再生され、SNSでは「反則w」「タブーに触れたw」「ゴリゴリM-1いじってる」とお祭り騒ぎに。そんな彼らの「M-1」への想いは?ネタが生まれた背景から今年の優勝予想まで聞いた。
この反響について都留拓也は「シンプルにうれしい」と語り始める。「僕らはどちらかといえば、お行儀が良くお利口さんのイメージが強かった。相方の尾身(智志)くんの親は国会議員だし。『反則w』という表現をしてもらえることはめったに無い。同時に『そんなにヤバいネタだったのかな』と奇妙な気持ちになりました」(都留)
ラパルフェの都留拓哉と尾身智志は共に27歳の元同級生。出会いは中学1年で、都留は学級委員をするようなクラスの人気者。友達が多いほうではなかった尾身とは初めは距離があったが、やがて尾身がいじられると面白さを発揮するタイプだと知れ渡るように。そんな中、くじ引きで当たった人を相方にネタを作って披露するという仲間内主催の「尾身-1グランプリ」が開催され、ここでコンビを組んだのが彼らの初ネタとなる。
「高校生になって、元々僕は都留くんに対して『ピクサー顔(映画『トイ・ストーリー』のウッディ)の人がいる!』と注目していたこともあり、『僕とコンビを組んでお笑いやらない?』と誘ったんです」と尾身。このきっかけについて都留は「部活へ行く前に呼び止められて、夕焼けを浴びながらの告白は強烈に印象に残っていますね」と明かした。
阿部寛のモノマネが生まれたのは彼らの公式YouTubeチャンネルから。「2019年にちょうど『トイ・ストーリー4』の公開があって、ウッディのモノマネを始めたんですが、年末頃に新たなネタが欲しいと思うようになり、ちょうどそのときに放送されていたドラマが阿部寛さん主演の『結婚できない男』(フジテレビ系)。きっかけは“顔が似てるから”でした」(都留)
これがプチブレイク。「細かすぎて伝わらないモノマネ」(フジテレビ系)などの出演を経て、少しずつ世間に認知されていった。
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