伝説的バンド・BOOWY結成40年、ドラマーの高橋まことが当時の熱狂を語る「とことん『氷室と布袋がカッコイイバンド』だった」

結成40周年を迎えて、今なおBOOWYが愛される理由…「BOOWYはとことん『氷室と布袋がカッコいい』バンド」


――ライブの映像などを見ていると、当時のファンの熱狂は凄いものがあります。あの時のBOOWYの熱狂を象徴する思い出深いエピソードを教えてください。

BOOWY は、ライブバンドという基盤があって自力が高まると実力も上がってくるというメンバーの共通認識があって。氷室はどんな演奏になっても絶対に音を外さない上手さを兼ね備えていた。歌では、絶対的な自信を持っていましたよ。40曲も演奏するので、ペース配分を考えようと話すんだけど、熱狂そのままにライブをしていました。それが、“音楽シーン”を作れたという実感があります。

――40周年記念で改めて、ファンに伝えたいメッセージはありますか?

ファンの皆さんに「ありがとう」と言いたいですよ。普通ならあっという間に忘れ去られてもおかしくないのに、解散してもこれだけみんなから応援されているわけだから。活動していたのは6年ぐらいで、解散してから30数年経っているわけなので、感謝の気持ちを伝えたいですね。

――時を経てBOOWYが愛される理由はどういうところだと思いますか。

やっぱり、BOOWYって「氷室と布袋がカッコいい」というバンドなんですよ。布袋がギター弾きながら踊る姿、氷室が歌舞伎役者みたいに必ず見栄を切る姿、キメを作る姿とか。その「カッコ良さ」を本気で追求していた姿が、今にも伝わったんじゃないでしょうか。