――放送100回を迎えました。
鈴木:100回か、すごいなぁ。それも隔週ですもんね。こんなに続くとは。
吉川:本当に思ってなかったです。
一同:(笑)。
鈴木:吉川の力というのもあるとは思うんですけど、やっていて良かったですよね。はじめはね、こんなうすらバカでどうなるだろうと思ったけど(笑)、それがうまいこと機能して。最近は(カンペを)読めるようになっているんです。でも、読めるようになっても分からないところもちゃんと残しつつなんですよね。
吉川:え? 私?
鈴木:そうそう。この話に気付いてない時点でバカなんですけど(笑)、これがやっぱり愛すべき吉川たる所以で、みんなが見たくなるというのがあるかもしれないですね。
吉川:今日(の収録)も何回かちょっとダメだなって思った部分もあったんですけど、もうちょっと直していけたらなって。
鈴木:いいんじゃない? 直さなくて。みんな笑っていたし。見ているだけでみんなが幸せになるから。
――鈴木さんは吉川さんについて「最初から完成されていた」とコメントされていました。
鈴木:チーム8のことは最初あまり知らなかったんですけど、初回ですぐに分かりました。あ、こういうバカな子なんだなって(笑)。本当に嫌味のない、みんなが「あ、かわいいな」と思えるのが、一発目から出ていましたから。
――吉川さんは「拓ちゃんが隣にいるから何しても良いと思えるようになった」と話していましたね。
吉川:これっていう具体的なエピソードはないんですけど(笑)、例えばさっき話した些細なミスとかでも変な空気にならないで、「やりたいようにやっていいんだよ」みたいな感じで笑いにしてくれるので、その後もテンションが下がらずにできるというか、いつも助けてくれています。
鈴木:あまりに直したくないですからね。こんなバカな司会、他にいないじゃないですか(笑)。
吉川:ふふふ(笑)。
鈴木:これをなんとか成立させて、ゆくゆくは吉川が紅白歌合戦の司会とかやっていたら面白いなとか思うんですよ。「この漢字、何て読むのかな?」とか、むちゃくちゃに(台本を)読んでいたら面白いですし。どこか綾瀬はるかさんみたいな雰囲気もちょっとあるので…あまり言うと綾瀬さんに失礼なんですけど。そういうふわっとした感じはすごいなと思っています。まあ、はじめから“できている人”ですから。
吉川:自分は毎回「今回こそはちゃんとやろう!」って思っているんです、本当に。前回よりもいいMCをしたいし、ちゃんとスムーズにいくように、恥ずかしくないようにしようって思ってはいるんですけど、毎回こういうことになってしまうので…もう直しようがないですね(笑)。
鈴木:あぐらをかくんじゃなく、本気で直そうとしているじゃないですか。でも、直そうと思っても直りきれてないところがやっぱり“天才”だなと。普通は直りますから。これが直らないって本当に天才というかバカというか(笑)。素晴らしいところだと思いますね。
それに、この番組に(ミスをする)吉川のことを「何こいつ」って思っている人がいないっていうのがすごいことですよ。今日の収録でも企画に参加していないメンバーに感想を求めて…なかなかなものですよ。でも、そういうのがいいなぁと思いますよね。元々持っているこの素材を潰さずに、それをまた料理して、さらにおいしくして…元からおいしいですからね。すごい人だと思います。
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