草なぎ“慶喜”に「ありがとう」の声!「渾身の『快なり』に泣いた!!」<青天を衝け>

2021/12/20 11:15 配信

ドラマ レビュー

徳川慶喜の生涯を深い演技で見せた草なぎ剛に感動の声が上がった大河ドラマ「青天を衝け」第39回場面写真

吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。12月19日に放送された第40回「栄一、海を越えて」では、栄一(吉沢)とかつての主君・徳川慶喜(草なぎ剛)の最後の対話が大きな感動を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)

同作は、“日本資本主義の父”と称され新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一が主人公。栄一と江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜とのかかわりを軸に、近代日本の歩みを描く。第40回では、栄一が日米関係改善のためアメリカで民間外交に奔走する様子や、大詰めを迎えた慶喜の伝記編さんの様子などが描かれた。

鳥羽伏見の戦い後、兵を残したまま江戸に戻ったことで長い年月、誹(そし)りを受け続けてきた慶喜。栄一との最後の対話シーンでは、「私はあの頃からずっと、いつ死ぬべきだったのだろうと自分に問うてきた」と振り返り、「いつ死んでおれば、徳川最後の将軍の名を汚さずに済んだのかと、ずっと考えてきた。しかし、ようやく今思うよ。生きていてよかった。話をすることができてよかった。楽しかったなぁ」と微笑んだ。

そして、「よく、生きてくださいました」と頭を下げた栄一に、慶喜は「そなたもな。感謝しておるぞ。尽未来際ともにいてくれて、感謝しておる」と告げた。

慶喜は空を見上げ、父・斉昭(竹中直人)の口ぐせだった「快なり、快なり、快なりじゃ!」を笑顔で叫んだ。その姿を嬉しそうに見守る栄一の目からは一筋の涙が…。そして、慶喜が77歳の天寿を全うしたことが、ナレーションで伝えられた。

関連人物