映画「閉鎖病棟―それぞれの朝―」(2019年)、「スパイの妻<劇場編>」(2020年)などの社会派作品から、「弱虫ペダル」(2020年)や「ハニーレモンソーダ」(2021年)など青春映画まで、さまざまな役を演じる俳優・坂東龍汰、24歳。そんな彼の推しごと=好きなもの、興味があるものを趣味の写真を通して迫る、この連載「坂東龍汰の推しごとパパラッチ」。
第6回は、2022年1月14日(金)より東京・新宿シネマカリテほか全国随時ロードショー予定の映画「フタリノセカイ」でW主演した女優の片山友希を坂東が激写。現場のオフショットを交えて、トランスジェンダーという難しい役に挑んだ作品についてのアツいトークをお届けします。
――現場はオフショットからして楽しそう。どんな現場でしたか?
みんな、仲良しで和やかな現場でした。ただ10日間で10年分のお話を撮影するという大変さはありましたが、基本は楽しかったです。重いシーンが多かったですが、それをみんなではねのけて撮影しているような雰囲気がありました。
コロナ禍前だったので、毎日、作品のことを話しながら飲んでいましたし(笑)。撮影と同じぐらいの時間、飲んでたんじゃないかというぐらい、毎日、オールスタッフで集まって、ワイワイやっていました。それもあって、チーム一丸となって、取り組めました。
――坂東さんが演じる真也の部屋など、セットもすごくすてきだなと思いました。
真也の部屋はすごく凝っていて、僕のイメージ通りでした。最初に、監督とアクティングコーチと別のスタジオで部屋のシーンを練習していて、その時に部屋のイメージを思い浮かべていたんです。色とか、ちょっとごちゃっとした感じとか、真也がお金がないなりにおしゃれにしようとしているところとか。絵を描く役と聞いていたので、絵が飾ってる風景をイメージしていたので、あのセットに行った時にピッタリだなと思いました。生活感もありましたしね。いいものを作ろうと頑張っていることが伝わってきました。
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