衝撃のミステリーで共演の玉木宏、渡部篤郎、松田元太が「ターニングポイント」を告白!

2021/12/23 12:00 配信

ドラマ

連続殺人犯に新聞記者がペンの力で挑む、劇場型犯罪をスリリングに描く新ドラマ「連続ドラマ W だから殺せなかった」(WOWOW)の完成報告会が行われ、主演の玉木宏、共演の渡部篤郎、松田元太( Travis Japan/ ジャニーズ Jr.)、演出の権野元監督が出席した。

ドラマの原作は、第27 回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した同名の小説。大手新聞社に勤める報道記者・一本木のもとに、無差別連続殺人犯から届いた「俺の殺人を言葉で止めてみろ」というメッセージ。新聞紙上での公開討論を要求し、新たな殺人を予告する犯人に対し、一本木は”言葉の力”で立ち向かおうとする。

敏腕記者・一本木透役の玉木は、約3年ぶりのWOWOW 連続ドラマ主演。「WOWOW 作品はドラマでありながら、映画的要素の強い作品が多い。そんな作品へのオファーは嬉しかった。演じる上では 41 歳のちょっとしたくたびれた感じを大事にしたかった。枯れた感じが出せればいいなと、白髪交じりのヘアスタイル も今までなかったものです」と役へのこだわりを語った。

新聞社の取締役・吉村隆一約の渡部は、玉木とは初共演。玉木について渡部は「久しく鋭い目つきの役者には出会わなかったけれど、彼は目が強い。それは芝居だけでできることではなくて、 彼自身の持っている情念などが役に反映されていたのではないかと思う」と魅力を分析。玉木は「お会いしたかった方だったので共演は嬉しかった」と感慨もひとしおで、「撮影が終わってから家族ぐるみで食事に誘っていただき、ステーキをごちそうになりました。幸せな時間でした」とエピソードを語ると、渡部も「ちょっと高いステーキをね」と息の合った様子を見せた。

大学生・江原陽一郎役の松田は、初共演の玉木について「まるでジャニーズの先輩かのように優しくしていただき嬉しかった」と感謝。玉木からも「人なつっこく、人を転がすのが上手い。愛されキャラであり、芝居への情熱も高いですね」と評価されていた。

ドラマの内容にちなんで、話題は“人生のターニングポイント”に。
玉木は「 18 歳で上京してこの業界に入ったこと。この業界に足を踏み入れていなければ今はない。そこから世界が変わった気がします」と芸能界入りを挙げた。渡部は「ずっとターニングポイントのような気持ちでいます。常に新しい出会いがあり、いいときもあるし、マイナスから始まるときもある。毎回ターニングポイントのつもり」と心構えを告白。
一方の松田は「小学校の頃に書き初めで『ジャニーズ』と書きました。周囲からは漢字で書けと怒られたけれど、担任の先生だけは褒めてくれたんです。その後、無事にジャニーズに入れて、色々な方と出会うことができた」と回想。玉木からは「有言実行したんだね!」と感心されていた。

作品のみどころの一つは権野監督による演出。渡部が「権野元監督は今や業界No.1 と言われる監督。そんな彼がどんな演出手法でやっているのか、一視聴者として楽しみです」期待を膨らませると、監督も「キャラに合わせたカッコ良さや気持ち悪さを映像でどう出せるかを意識。影や暗さを映像でどう作るべきか、映像を作る上ですべて見せないことを念頭に置きました」と演出について解説した。

玉木は「身近な人の衝撃的事実を知った時、人はどうなるのか。自分だったらどうなるのかを問いかけられるよ うな作品。静かなようで熱いものを訴えかけるドラマになりました」作品の魅力をアピール。年明けの放送開始にむけ、期待をあおった。

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