中村ゆりか、“朝ドラ美少女”から“悪女”役を転機に再注目 今期は主演ふくむ2作のドラマに出演

2022/01/03 08:30 配信

ドラマ コラム

中村ゆりか 撮影=石塚雅人

女優の中村ゆりかが、2022年1月期のドラマ「部長と社畜の恋はもどかしい」(テレビ東京系)で民放連ドラ初主演を射止めた。また、同1月期の「封刃師(ふうじんし)」(テレビ朝日ほか)でも主要キャストとして配役、1クールで2作の連ドラに出演する注目株となっている。2015年の朝ドラ「まれ」(NHK総合)出演時に美少女として話題になった中村だが、2020年のドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(日本テレビ系)で妖艶な“悪女”を演じ、濃厚なラブシーンも披露。かわいらしい見た目とのギャップで視聴者やメディアに再注目された中村が、菜々緒や松本まりかといった“悪女役でブレイク”した女優に続こうとしている。

“悪女”役への挑戦に反響 Twitterトレンド入りも


中村ゆりかは1997年3月4日生まれの24歳。18歳でNHK連続テレビ小説「まれ」に出演、ヒロイン・希(まれ=土屋太鳳)が弟子入りする有名パティシエ・池端大吾(小日向文世)の義理の娘・美南を演じ、知名度を上げた。

その後も、コンスタントにドラマや映画に出演。2018年の映画「ラーメン食いてぇ!」では、ラーメン作りに心血を注ぐ女子高生・茉莉絵役で主演を務めた。

順調にキャリアを重ねてきた中村の注目度をさらに上げる転機となったのが、2020年のラブサスペンスドラマ「ギルティ」での“悪女”瑠衣役。友達のフリをして主人公・爽(さやか=新川優愛)に近づき様々な手段で陥れる人物で、爽の夫・一真(小池徹平)との濃厚な不倫ラブシーンにも挑戦。また、包丁をちらつかせ高笑いする場面など、狂気を感じさせる演技も見事だった。

中村は当時の取材で「今まで、活発な女の子はあったとしても、小悪魔や悪女は演じたことがないので、自分でいいのかとビックリしています(笑)。瑠衣役は自分にとって新たな挑戦」と語っている。

その挑戦は見事に成功。中村のキュートなルックスと悪女役のギャップもあいまって“怪演”と大きな話題を呼び、ドラマ放送時にTwitterで「中村ゆりか」がトレンド入りすることもしばしば。まさに“当たり役”となった。

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