パンサー向井慧、初のラジオイベントを語る…5年間の思いがつづられた“黒い手帳”公開に「良いところで消化できた」

パンサー向井慧※ザテレビジョン撮影

パンサー向井慧がパーソナリティを務めるCBCラジオ「#むかいの喋り方」。その初となる番組イベント「#むかいの集い方」が、12月19日、愛知県・東別院ホールで開催された。「M-1グランプリ」と同日の開催となったことについて、「思ってもなかった」と苦笑いする向井。向井が様々な思いを書き留めた“黒い手帳”を一部公開したことについては、「引いちゃった人もいると思う」と笑いつつも、「良いところで消化できたなという思いもある」と語った。

「M-1グランプリ」当日の開催に苦笑い「思ってもなかった」


――イベントは12月19日、「M-1グランプリ」当日に行われましたね。

もちろん「M-1グランプリ」とかぶることなんて、思ってもなかったです(苦笑)。ホールの関係やキャパの関係もあって会場を抑えたのが、たまたま19日だったんですよ。でも時間は決まってなかったので、「M-1グランプリ」には被らない時間にさせていただきました。

――過去のインタビューでは「リスナーさんのイベントをやってみたい」ともおっしゃっていました。それが今回、実現しましたね。

ずっと「イベントをやりたい」とは思ってましたね。もちろんライブみたいなものはやったりしていますが、やっぱりちょっと違った緊張感がありましたね。というのも、小さい子から僕よりも全然年上の方まで、本当に老若男女の方々に来ていただきましたし、みなさん「お笑いをよく見に行ってます」っていう感じでもなかったんです。だから実は、ステージに出る直前が一番怖くて。「どこかの層を笑わそうとしたら、たぶん誰かを置いていっちゃうかな」「みんなで盛り上げられる共通の話題って何なんだろう」とか考えていました。

――実際にステージに出て、意識されたことをお聞かせください。

今回のライブでは、今まで自分が書いた5年分のノート、鬱屈した部分を皆さんと一緒に見てもらおうという企画は決まっていました。だからオープニングではなるべく爽やかに、ポップで笑いやすい話を意識しました。とりあえずオープニングで、一回はみんなに笑っておいてもらってからじゃないと、とんでもないことになりそうだなという予感があったので(笑)。そこは結構意識して、いろんな話題をオープニングでしましたね。

5年間の思いがつづられた“黒い手帳”公開「良いところで消化できた」


――企画部分では、向井さんが5年分様々な思いを書き留めたノート、いわゆる“黒い手帳”の一部を公開していましたね。お客さんからの反応はいかがでしたか。

皆さんがどう感じていたのかっていうのは、ぶっちゃけ分かんないんですよ。もちろん笑い声とか拍手とかはいっぱい聞けたので、もちろん楽しかったんですけど、あの話を皆さんがどのように受け止めてどのように聞いたのかは、正直よく分かんないなと。結構なことも言っている部分も多いので、引いちゃった人もいると思うんですよね(笑)。でもまあ、本当にこの先出すこともないので、良いところで消化できたなという思いもあります。なんか成仏したなって感覚ですね。

――内容は詳しくはお話できないと思いますが、イベントで取り上げられていた“黒い手帳”の5年間を見ると、仕事がだんだん上手くいき、悩みがよりマイルドになっていった様子などが伺えました。

だから本当にファスト映画じゃないですけど、“ファスト向井”みたいな(笑)。この5年を30分ぐらいで表すとわりとあのまんまといいますか、濃縮してお届けできたと思います。だからこそ濃すぎて気分悪くなった人もいるんじゃないかなとも思うのですが(笑)。