――希島さんは撮影中どんなことを考えているんでしょう。
希島:ドレスの時とかはどう写ってるか意識して綺麗に撮られなきゃってすごく緊張するんですけど、素の時は本当にオフになっていますね。オフの状態の方がやっぱり柔らかい表情になってる気がします。
――実は見られることに抵抗のある写真ってありますか?
希島:個人的に、顔の右側の方が女性らしくて好きなので自然とそっちになってしまうんです。でも左側の方が好きっていう方も多くて。今回新たな写真展の方にもあるし、リバイバル展でもあるんですよ、両方から撮られた写真が…!
こうして飾られてるってことは受け入れるしかなくて(笑)。他にも、3年前に気にしていたことが全然気にならなくなっていました、それに自分でもびっくりして。あれ、どこ気になってたっけってくらい(笑)。当時は福島さんに、「本当この写真やだ」って言ったりもしてたんです。だけどその時も、何時間、何日と見ている内に自分でも少しずつ愛せるようになって。
人生が変わりました。今、生きてて良かったなって思います。
それにはやっぱり応援してくれてる方の支えも大きいですね。会いに来てくれて、自分の良いところをいっぱい話してくれたり、自分では思ってもいなかったうれしい言葉をたくさんかけてくれたり。私っていう存在を受け入れてもらえて、こんな自分でも大丈夫なんだ、どんな自分を見せても好きでいてもらえるんだってすごくパワーをもらえて前向きになれるんです。
――それでは最後に、写真展を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
希島:自分の存在って何なんだろうって悩む時、みんなあると思うんです。そんな風に悩んでる人に見てほしいですね。
消えちゃうとその存在すらなくなってしまうから…存在してるだけでいいんだよってことを伝えたい。人の人生なんて一言じゃ語れないし、いろいろありますよね。私もいろいろありました、でも今ここに存在していて、自分を受け入れて生きることができています。
どんな自分でも、どんな人生でもいいんです。人と比べなくていい、自分の信じた道を歩んでいけばいいんだよっていう思いが伝わると良いな。
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