――「#モテすぎて~」の曲発表(動画投稿)が5月、ワーナーミュージックからデビューするのが7月とすごいスピ―ド感でした。
なかね:最初のきっかけは、TikTokさんから「#モテすぎて~」をちゃんと曲にしませんか、と言われたことです。やるなら本当にすごい速度でやりたいって思っていたタイミングで、ワーナーさんから声がかかって、「とにかく早く出そう」で意見が一緒だったんです。
――5月以降の新曲ラッシュも大変だったのではないでしょうか?
なかね:大変でしたけれど、我々としてはホンマ寝る間もないぐらい仕事欲しいんで、もっともっとできますね!
――TikTokでは変わらずすごいペースで曲を発表していますが、どのくらいのペースで曲を作っているのでしょうか?
なかね::今は週1で新曲を作って週2で動画投稿しています。
安井:早いかな?
なかね:早いやろ。内容も内容やけど(笑)。集まって1日で4曲ぐらいできる日もあります。
――面白いと思うのはTikTokで一部分だけ先に作って発表して、その後にフルバージョンを作っていくというやり方です。今までの音楽の作り方ではなかった新しいやり方ですよね。
なかね:まずはどんどん世に出していく、その中で次にフル尺を作る曲をユーザーに決めてもらうというような感覚に近いですね。すごく便利な時代だなと。いい楽曲が完成してもバコーンと売れるかわからないじゃないですか。でも、TikTokでは「#モテすぎて~」くらいバズれば、ある程度は再生回数はいくだろうって見当をつけられる。便利なツールとして活用させてもらっています。
――そういう「新しい音楽の作り方」は意図していたんでしょうか?
なかね:全然意図としてなかったです(笑)。そもそも「#モテすぎて~」もこんなバズると思ってないし、アーティスト活動をしようとも思ってなかったんで。まさかメジャーデビューするっていう道があるとは…で、アーティスト活動を考えたんです。
――「作曲千本ノック」みたいなペースで曲を出し続けて、「楽曲総選挙」みたいな状態になっているということですね。
なかね:確かにそう思うと、新しいやり方で大バズにつながったのかもしれません。そういうことにしといてください(笑)
――渋谷音楽祭のTikTokライブ、また初のワンマンライブもやられましたが、手応えはいかがですか?
なかね:いやめっちゃ楽しかったです。正直手応えはめっちゃありました。本当に楽しかったですし、盛り上がってくれたので嬉しいですね。
――今は音楽も細分化されている時代ですから、「みんなが知っているアノ曲」というのは盛り上がるんでしょうね。
なかね:やっぱりみんなに曲を知ってもらったからこそ盛り上がったんだと思います。ほかのアーティストさんのライブパフォーマンスは勉強にもなったし。ワンマンライブは二部制だったんですけどまず余裕がなさすぎて一部も二部も全部進行一緒だったんですね。両方来てくれた人は楽しめたのかと非常に反省しました。
――ライブパフォーマンスも欲が出てきたと。
なかね:そうですね。MCも曲もしっかりしないといけないと、すごく実感しましたね。TikTokライブは大成功だって思っていたんですけど、フェスみたいな感じだし、いっぱいアーティストがいる中でたまたま成功することもあるやろなって言い聞かせてます。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)