今春、新番組が3本スタート!カズレーザーに直撃インタビュー!

2017/04/16 10:30 配信

バラエティー インタビュー

この春、3つの新番組がスタートするカズレーザー

今春からピンで3つもレギュラー番組が増え、中でも「絶対!カズレーザー」(テレビ朝日)は初の冠番組を持つことに。お笑い番組だけではなく、クイズ番組の解答者やお悩み相談などインテリジェンスな一面を見せ、目覚ましい快進撃を続けるカズレーザーに、今の心境や番組に対する思いを直撃した。

――この春、ピンで3つも新番組が始まりますが、今のこの快進撃を全く想像していなかったそうですね。

全くですね~。売れてテレビに出たい!とか野心が全くないまま来てしまったんで、今も何かの間違いでここにいると思っていますねー。生活も全然変わらないですね。でも同じように生活するなら10年生きられるくらいのお給料は頂きました!

――メイプル超合金さんは「M-1グランプリ2015」(テレビ朝日系)で世間から認知されたと思いますが、逆になぜこれまで注目されなかったのでしょうか。

芸人は面白くても見つからない可能性の方が高いんですけど、僕らは見つけやすい方だったんじゃないですかね。ちょうど今、僕らメイプル超合金の形をした“隙間”がたまたま空いたんだと思います。M-1などの賞レース王者や生きのいい女芸人、裸芸人とか、毎年“空き枠”はできる。次の人が出てきたら、その枠にいた人が退いていくんです。僕らの枠に同じタイプの人がまだ出てこないから、僕らはいられているんでしょうね。

売れてない芸人も、みんなめっちゃ面白いんですよ。“面白い=売れる”じゃないんですね。お笑いって“変な人が変なことを言う”というすごく単純な構造。なのにみんなレベルが高過ぎて。だから僕は100点の笑いを出そうと思わないですね、他の人と違う種類で70点ぐらいの笑いが取れればいいです。

――「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」「くりぃむクイズ ミラクル9」(共にテレビ朝日系)などのクイズ番組にも引っ張りだこですが、それも知識の深さと頭の良さが成せる業でしょうか。

僕はそうは思わないんですよね。クイズってバカが賢いフリをする仕事だと思うので。もちろん、やくみつるさんや宮崎美子さんなど、昔から活躍されている方々はみんな頭がいいんですが、僕らはそのクイズを見て育っているぶん、何となく傾向は分かりますから。僕の場合、知識があると思われていなくてハードルが下がっていたから、やりやすいという面もあります。普段、クイズの対策を練ったりはしないですけど、知識を付けるのは昔から好きなので、話題になっている本はジャンルに関わらず読むようにしています。

――「お願い!ランキング」(テレビ朝日)の「カズレーザークリニック」で、悩める女性たちへの回答は、思わず深くうなずいてしまいますね。

自分が言ったことは全く覚えてないですね(笑)。僕としてはその場で、その人に言っているだけであって、万人に言っているわけではないですし。「どうせ人生ハッピーエンドだから」と言ったのは覚えています。けど、あれもあの人に言ったまでで、ハッピーエンドじゃない人もいっぱいいますよ。必要以上に悩まない方がいいよっていうだけです。

――4月からはレギュラー出演する新番組が3つ始まりますが、「いまだに信じていない」というのは本音でしょうか。

だっておかしくないですか? どういうつもりだ?と思ってます。自分じゃなきゃいけない仕事なんてないし、特にお笑い芸人は代えが利く人の集まりだと思っているので。冠番組もゆくゆくはやりたいと思ってはいましたが、今やるのはまだ早いと本気で思っています(笑)。

でも「絶対!カズレーザー」は、「こんなに自由にやらせてもらえるのか」と思うほど楽しいですね。テレビではなく、お笑いライブに出ているくらいの感覚でやらせてもらっています。内容も固定ではなく自由度が高いので、一緒にライブに出ていたような仲のいい芸人に出てもらう企画もやりたいですね。