攻められたらものすごい勢いで逆襲!? 仲村トオルの意外な一面

2009/11/20 16:15 配信

芸能一般

映画の批評でも「言葉のボクシング」とも言われたように、北大路は膨大なセリフを語る

1977年、アメリカで4500万人もの国民が目撃し、今なお語り継がれている伝説のテレビインタビューの舞台劇が日本で初上演決定。男たちの熱い戦いが話題となった作品だ。

ピーター・モーガンによった書かれた「フロスト/ニクソン」は、06年ロンドンで上演され大絶賛をうけ、翌07年にはブロードウェイに進出。トニー賞3部門、ドラマデスク4部門にノミネートされた。

日本版では、ウォーターゲート事件により失脚したニクソン元大統領に北大路欣也、ニクソンに直撃インタビューを申し込むフロスト役に仲村トオルが挑む。

テレビドラマ「華麗なる一族」で共演している2人だが、「新鮮な思いで向き合っています」と北大路。対する仲村も「今回は全身全霊での対決」と緊張感ある思いを語った。

ジャーナリストとしての名声確立と全米進出を狙うフロスト役の仲村は、ニクソンを追い込むわけだが、実際は攻めることは多いのか? 「日常ではほとんど攻めないんですけど、攻められるとものすごい勢いで逆襲しますね。普段は、みんないろいろいな生き方、価値観があっていいんじゃないの?という感じですが、『お前の価値観間違ってる、生き方間違ってる』とこられたら、倍以上に返す、というところがありますね。でも最近は(攻めることは)全然ないですよ。たぶん、攻めさせないようなオーラを発しているんじゃないですかね」と攻められなければ温和な様子。

また、膨大なセリフを語る北大路演じるニクソンを「この人は、器が大きな、きれいな目をしているな、と罪を認めたその潔さ、引き際の美しさを感じたりします」と仲村が熱い視線を送ると、北大路は目を押さえながら「今日、ちょっと目が充血してるんです。さっき鏡を見たら赤かった」と恥らう一面も。

和やかな会見とは違う、男たちが人生をかけてぶつかりあう人間ドラマを描いた舞台は、12月5日(土)まで天王洲 銀河劇場にて公演中だ。