――「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
“朝ドラ”には何回か出させていただいているのですが、久しぶりでうれしかったです。じっくりたっぷり、長い時間をかけてドラマをつくっていくのが“朝ドラ”。そこに参加できるのが、すごくうれしいです。半年かけてストーリーを紡いでいくということは、他のドラマではまずないので。長いスパンの作品だと人物が明確に描かれていて、その人となりを本当に自分の人生のように生きていく感覚が出てくるので、とてもやりがいがあるし、楽しいしうれしいです。“朝ドラ”は決してサスペンスにはならないから、犯人を探したりしないし、殺される可能性もないし(笑)。そういう意味ではとても楽しく人生を送れるので、すごくうれしいなと思います。
――ご自身の役柄についての印象や、役のここに注目してほしいという点などを教えて下さい。
台本を読んだときに妻の竹村和子役をやってくださる濱田マリさんと、このクリーニング屋さんがるいちゃんにとっての、このドラマにとってのオアシスというか、息抜きになる場所になったらいいねと話しました。そして、平助と和子のかけあいがうまくいっているとうれしいですね。濱田さんは関西の方なので大阪ことばのイントネーションができるけど、私は関東の人間なんで、濱田さんにひっぱってもらっています。