声優・水瀬いのり、6周年を迎えたアーティスト活動は「ファンの皆さんと相乗効果を生み出せる関係でいつまでもいられたら」 最新曲「REAL-EYES」も配信!<インタビュー>

2022/01/18 16:45 配信

音楽 アニメ インタビュー

水瀬いのり 撮影=コザイリサ/ヘア&メーク=大久保沙菜/スタイリング=田村理絵

私の音楽を聴いてくれる方が幸せであったらいいな

――2021年12月2日でアーティストデビュー6周年を迎えられました。おめでとうございます! デビュー前に想像していたアーティスト活動と現在を比べて、どのように感じていらっしゃいますか?

こんなに長くアーティスト活動を続けさせていただけるとは思っていませんでした。ファンの皆さんにここまで支えていただき、本当に感謝です。アーティストの水瀬いのりは私だけでできているプロジェクトではなくて、ファンの皆さんがいて成り立っているもの。代表して私が「水瀬いのり」として立っていますけど、ファンの方が支えてくださっているから活動できているという思いが強いです。思い返すと、デビュー当初はCDを出して、それがお店に並んで、手に取ってくださる方がいて…という状況が信じられませんでした。当時、取材で夢や目標をたくさん聞かれたんですけど、アーティスト活動が始まったということだけで手いっぱいで、答えられる状態ではありませんでしたね(笑)。

――今は、夢や目標もできたんじゃないでしょうか。

そんなに大きな夢というほどではないんですが、私の音楽を聴いてくれる方が幸せであったらいいな、と思っています。皆さんが落ち込んでいるときに私の楽曲や活動が支えになっていてくれたらとてもうれしいですね。逆に私が落ち込んでいるときや苦しいときは皆さんの声援やファンレターが支えになっています。こういった相乗効果を生み出せる関係でいつまでもいられたらと思いますし、そうなるためのアーティスト活動でもあるのかな、と。

――1月9日には「REAL-EYES」が配信リリースされました。

「REAL-EYES」は私も出演させていただいているアニメ「現実主義勇者の王国再建記」第二部のオープニングテーマになっています。この曲の冒頭は〈「…それでも進め」〉という歌詞なんですが、ただ進むだけじゃなくて“それでも”という部分がポイントです。逆境や困難があっても“それでも”進んでいかなくてはならないという部分がアニメの世界観にも通じますし、私たちが生活している現実にも当てはまると思います。なので、あるがままの自分を現実として受け止めながら、美しくなくてもいいから一歩踏み出すことに意味があるよ、というメッセージを込めて歌いました。聴いてくれる皆さんも辛かったり、苦しかったり、困難が待ち受けていたりすることがあると思いますが、「REAL-EYES」を聴くことで進むことに意味がある、結果が自分の思う形でなくても動くことに意味があると思ってもらえればうれしいです。