――お2人が対談されるのは今回が意外にも初めてなんですよね。サトミツさんはこのあるごとに、「青銅さんに放送作家の道を切り開いてもらった」と話されています。
藤井:よく言ってくれるのはすごいうれしいんですけど、僕は何にもしてないですよ。
佐藤:いやいやいや。そんなことないですよ、ホントに(笑)。
――お2人の初対面はいつなんでしょうか。
佐藤:一番最初は、ラジオ日本で青銅さんがやられてた「フリートーカージャック」です。僕は、「ラジオが好きで、『伊集院光のOh!デカナイト』で育ちました。とにかくラジオに携わる仕事をしたい」と話したら、「僕が作家をやっていたんだよ」とおっしゃっていたのを覚えています。
藤井:そうでしたか。全然覚えてないですね(笑)。
佐藤:それがファーストコンタクトです。その後に「オードリーのオールナイトニッポン」のレギュラー2回目の時に見学に行って、そこでも青銅さんにごあいさつさせてもらいました。
藤井:そうでしたよね。
佐藤:そこで青銅さんと久々に再会できて、僕の中では勝手に“ドラマ”みたいなものができあがって(笑)。僕はラジオに関わりたくてお笑いを始めて、「フリートーカージャック」で青銅さんとご縁ができて、仲が良いオードリーが「M-1」で準優勝して「オールナイトニッポン」をやることになって、行かしてもらった現場でまた青銅さんにお会いするという。
「オールナイトニッポン」の放送前に、青銅さんから「ラジオ好きで現場に来ちゃう人は、今までも時々いたんだよ」と教えていただきました。僕も「来れるものならずっと来たいな」と思っていたので、「是非とも来たいし、お手伝いできることがあればしたいです」と話したところ、青銅さんは「“放送作家見習い”ということで来ちゃえば」と言っていただいたんです。
藤井:いい加減なこと言ってますね、僕も(笑)。
佐藤:そういうラフな感じで、ラジオの入り口を作ってくださったのが青銅さんでした。
――青銅さんは「放送作家見習いで来ちゃえば」と言ったことを覚えていますか。
藤井:「来ればいいじゃん」って言ったのはなんとなく覚えています。ただ、僕は勝手に来てもいいと思っているのですが、別にギャラが出るわけではない。来れば仕事みたいになっちゃうし、「この時間に来なきゃいけない」とマストになっちゃうのは申し訳ないなという思いもありました。好意にすがっている感じもありますし。でもその後に、佐藤君は正式に作家になりましたよね。
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