同ドラマは、綾瀬演じる大手弁護士事務所に勤める敏腕弁護士・剣持麗子(けんもちれいこ)が、元交際相手からの奇妙な遺言を受け、依頼人と共謀して巨額の遺産の分け前を狙う遺産相続ミステリー。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描かれる。
容姿端麗でスタイル抜群、派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切ってわが道を突き進む麗子は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきた。
クライアントのためなら、どんなあくどい手を使ってでも“勝ち”にこだわる麗子だが、あまりの剛腕さで問題を起こしてしまい、ボーナスの減給を言い渡される。その処遇に激怒した麗子は「こんな事務所、やめてやる!」と上司の前でたんかを切る。不本意な形で休暇を手に入れた麗子は、怒りが冷めると同時に一抹の寂しさを覚え、知り合いに連絡を取ろうと思いつき、昔交際していた栄治にメールを送るが、代理人から「森川栄治は永眠しました」という返信が。
そして栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という、犯人だけがその財産を譲り受けられる“奇妙な遺言”を受け、麗子が依頼人と共に狙ったお金をめがけて突き進む。しかし、なぜか毎度殺人事件に出くわし、法的視点で渋々事件を解決する羽目に。それでも、どんなに難事件だろうと麗子は諦めず、難解なミステリーを解決していく。
同ドラマの演出は「HERO」シリーズ(2001年ほか)などを手掛ける鈴木雅之監督らが担当。鈴木監督はこれまで、綾瀬の出演作としてはドラマ「太閤記 サルと呼ばれた男」(2003年、フジテレビ系)、映画「HERO」(2007年)、ドラマ「鹿男あをによし」、映画「プリンセス トヨトミ」(2011年)、映画「本能寺ホテル」(2017年)の5作品でメガホンを取っており、今回が6度目のタッグとなる。脚本は杉原憲明が務める。
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