成田凌「どの回もすごいところで手術をしています」ドラマ『逃亡医F』の魅力を語る<インタビュー>

「逃亡医F」で主演を務める成田凌撮影=藤本和史

恋人殺しというぬれぎぬを着せられた天才外科医が逃亡しながら医師の手を必要とする弱者の命を救っていく姿を描く「逃亡医F」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。真犯人を突き止めるために何もかもを捨てて逃亡する天才外科医・藤木圭介を演じる成田凌にインタビューを実施した。

「藤木は描かれていない部分が多い謎の人物です。だからこそ視聴者の皆さんにとっても捉えどころがない魅力が出たらいいな、と思っています。そして物語が進むにつれて、僕も視聴者の方も一緒に藤木という人物が分かっていければ。天才外科医と聞くと冷たい印象を受けることもあるかと思いますが、藤木は温かい、人間らしい部分を持ち合わせている人物。彼は真っすぐに人を救いたいと思っているし、その能力もきちんと持っています。その魅力的な部分を行動の端々や雰囲気で出していけたらと考えています」

藤木は、逃亡先で限られた設備と道具を駆使して手術を行っていく。第1話では船上での手術を試みた。

「第1話からすごい展開を見せていますが、第1話だから特別なわけでもなく、どの回もすごいところで手術をしています。毎回、緊張感があって楽しいですね。もちろん違う状況で違う道具を使っての手術になるので大変ですが、練習はたくさんしています。やはり手術シーンは見どころの一つですから。他にも見応えのあるシーンが要所要所にあるので、当たり前のようにやっている手術での会話や、人間模様も見てもらいたいです。ちなみに僕はどちらかといえば手先は器用なタイプです。子供の頃、兄と一緒にプレゼントをもらっても僕は包装紙をきれいにめくって畳んでいました。でも兄みたいに豪快に開けるのに憧れはありました(笑)。子供時代からの積み重ねが今回の役に生きているのかなと思うと、改めて良かったと思います」

脚本は「あなたの番です」(2019年日本テレビ系)を手掛けた福原充則。

「脚本を読んだときに感じたのは、全てのキャラクターに対して愛があり、いろんな可能性がある作品だと思いました。自分たちでいろいろ考えて作り出していける部分が多いんですよね。そしてそれを形にしてくださる皆さんがそろっています。ぜひ、どんな物語になるか楽しみにしていただければと思います」

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