ヨーロッパからアメリカまで、様々な地域の国際映画祭で上映され、4つの観客賞に輝いた、映画「クレッシェンド 音楽の架け橋」が2022年1月28日(金)より全国公開。
紛争で今この時も闘うパレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めて結成されたオーケストラを舞台に、若者たちの対立と葛藤、恋と友情を、誰もが知るクラシックの名曲の数々と共に描く。
“世界で最も解決が難しい”とされる紛争を舞台に描かれている本作は、現実にはあり得ない物語に見えるが、実在の管弦楽団へのインスパイアから生まれたという。
若者たちを導くマエストロを演じるのは、「ありがとう、トニ・エルドマン」で絶賛されたペーター・シモニシェック。
和平コンサートが目前に迫った 21日間の合宿で、激しく憎しみをぶつけ合う団員たち。ラストに待つ、あらゆる障害を乗り越えた“魂の演奏”とは。
この度解禁された本編映像は、いよいよ和平コンサート前日、楽団員たちが合宿最後の夜を楽しむシーン。
そんな中、深刻な顔つきの若者が2人。プールサイドで「君らは敵だ...」と、嘆くのはパレスチナ出身の青年オマル。彼の言葉を聞くシーラは敵対する民族、イスラエルの出身である。
本来なら知り合うはずのない2人の若者は、この和平オーケストラの合宿で運命的な出会いを果たした。
対立する楽団員たちが互いに激しくぶつかり合う場面でも、まだその憎しみを知らないオマルとシーラは戸惑い、時には涙を流してしまう。そんな同じ思いを持つイノセントな2人の若者は、徐々に心を通わせていくのであった。
しかし2人は和平コンサート後には離れ離れになってしまうのが宿命である。紛争で闘うパレスチナ人とイスラエル人が一緒になることは現実的ではない。そんな事情を背景に合宿最後の夜、2人は水中で秘密のキスを交わす。
本作の監督であるドロール・ザハヴィは「これは若者 2 人のシンプルなラブストーリーでもあります。世界を敵に回しても、ただ愛する権利を得るため、そして一緒にいるために大きな犠牲を払う、まるでロミオとジュリエットのような 2 人を描いています」と語る。
パレスチナとイスラエル。民族間の対立を超えた若者2人の愛の行方は。
あわせて新場面写真も解禁。オマルとシーラが楽しそうに動画を撮影している姿や、プールでの美しいワンシーンが映し出されている。
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