——そもそも広いエンタメという意味で、声優に対する世間的な注目度が、以前に比べて高まっていると感じます。
本当ですよ。みなさん、今やドラマとか出ていますしね。
——この流れに対して、仲村さんはどのように感じていますか?
素晴らしいことなのでは、と。役者としてドラマに出て、演技の幅をさらに広げている方もいるし、バラエティ番組へ積極的に出演されている方もいます。いろんなかたちで盛り上がるのはこの業界の未来につながるし、すてきなことだと思います。
——仲村さんから見ても、ご自身がこの業界に入った時期と比べて、パワーアップしている印象はありますか?
びっくりするくらい注目を集めているなと思います。僕が「アイドルマスター SideM」の天道 輝役でライブに出演したとき(※2015年の初開催以降多くの公演を重ね、声優がアイドルであるキャラクターと同じく歌やダンスをパフォーマンスする)は、「声優として珍しい在り方だ」といろんな先輩から言われましたが、そこから一段階も二段階も変わってきているのでは。
ただ、この変化で「チヤホヤされて楽しい」と考えている声優は、いないと思います。幅広く仕事をすることで、何を得られるかを考える。もちろん、そういう活動を選ぶ人もいれば選ばない人もいるわけで、それは個人の生き方ですよね。僕は業界が盛り上がるし、いいことだなと感じています。
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