第3話では、少年・健太(白髭善)のオペを終え、逃亡を続ける藤木(成田凌)。湯田中の街では、八神拓郎(松岡昌宏)が筋川ニ平(和田聰宏)と共に藤木の行方を嗅ぎ回っていた。
そんな中、香川(升毅)の店に残された美香子(森七菜)の元に藤木から連絡が入る。指定された路線バスで藤木と落ち合った美香子は、藤木にスマホを調達。藤木は、事件のカギを握る教授・都波健吾(酒向芳)が店に現れたら、自分に連絡してほしいと告げると、再び美香子の前から姿を消す。
しかし、美香子が香川の店に戻ると、そこにはなぜか藤木の姿が。美香子から店のまかない弁当を渡されていた藤木は、店の名物のはずのハンバーグ弁当の味に違和感を感じて店に戻って来たと話す。
耳が聞こえづらそうにしていた香川の様子が気になっていた藤木は、香川が味覚障害と聴覚障害を同時に引き起こしていることを疑い、何かが神経を圧迫しているのではないかと心配していた。藤木の予想通り、脳腫瘍の一種である聴神経腫瘍を患っていたことを隠していた香川は、料理人として味覚障害が治らないことを恐れて、これ以上の治療を拒否していた。
その頃、拓郎は筋川の元に入った目撃情報をもとに倉庫へ向かっていた。一方、八神妙子(桜庭ななみ)の部屋から「F」と書かれた謎のカセットテープを手に入れた鳥丸京子(前田敦子)は、テープを再生する。
翌朝、冷静になった香川は手術を受ける決心をする。実はその翌日は、離婚した妻・晴枝(朝加真由美)との間に生まれた絶縁状態の娘・空見子(夏子)の結婚式がある日。ホテルの厨房で働く知り合いを通じてそのことを知った香川は、娘の結婚式で料理を作ることさえできれば悔いはないと、結婚式の後に手術を受けることを決めたのだった。
香川から晴枝たちとの間をとりもってほしいと頼まれた藤木は、美香子と共に晴枝の元へ。一方、香川の店には藤木の行方を追って警察が聞き込みに訪れる。ついに藤木の正体を香川が知り、再び藤木に追っ手が迫る中、香川の病状は急激に悪化していく。
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