花澤香菜、声優業界の変化に「声優きっかけでアニメを見てくれてうれしい」

花澤香菜 撮影:山田健史

「2次元も、2.5次元も、3次元も…垣根を取っ払い、次元を超えてひとつになろう!」というコンセプトで誕生した新時代の音楽番組「オダイバ!!超次元音楽祭」。2021年2月には初のフェスを開催し、反響を呼んだ同番組が、2022年2月に2回目となるフェス「オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス 2022」を行う。

バナナマンがMCを務め、水樹奈々、ウマ娘、ミュージカル『刀剣乱舞』 刀剣男士など、人気アーティストが集結するフェスの開催を前に、声優・歌手など幅広く活動する出演者の花澤香菜に意気込みを聞いた。

ゲスト枠に声優が当たり前の時代は…「声優の顔を知った上でアニメを見てくれてうれしい」


――まずは、今回のフェスへの思いを聞かせてください。

私はテレビでやっていた「超次元音楽祭」に一度参加させていただいたんです。その時もバナナマンさんが司会だったんですが、普段アフレコなどでお会いする声優さんだけでなく、今までお会いしていなかったようなアーティストの方たちとも会うことができて、すごく楽しいお祭りに参加できたなという印象がありました。

特にバナナマンさんとお話ができたことは、私が個人的にラジオを聞いていたこともあって、すごくうれしかったです。日村(勇紀)さんと即興コントみたいなものもやらせていただいたんです。本当に楽しい思い出だったので、また「超次元音楽祭」に参加できることになってすごくうれしいです。

――花澤さんはこれまで声優として長く活動されていますが、声優を取り巻く環境も時代と共に変わってきたのではないでしょうか。

私たちの世代だと、「おはスタ」(テレビ東京系)をやられていた山寺宏一さんが、身近にお姿を見る声優さんの代表的な存在だったと思うんです。けど今は、テレビをつければゲスト枠の中に声優という立ち位置も盛り込まれるようになって。だから一般の小中学生の子たちでも、声優の顔を知った上でアニメを見てくれていたりして、うれしいですね。

――表に出て活動する上で心掛けていることはありますか?

基本的には求められたことに応える仕事なので、自分をどう見せたい、というようなことはあまり考えていないんです。

ただ、バラエティー番組などで声優を見た方が「この声の人なんだ」と分かった時に、アニメを見て「またこの声の人だ」と感じるようなアニメの楽しみ方も、きっとあるのではないかなと思っているんです。そういうふうに、アニメを見る人たちがどんどん広がっていったらうれしいなと思います。

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