真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。
日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。
こんな顔、誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、皆さんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本が、どうかたくさんの人に届いてほしいです。
夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。
こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。
夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。
時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。
大好きな写真たちが届きますように。