――お互いが演じている姿を見て、キャラクターとぴったりだなと思うことはありますか?
佐藤:大原さんにぴったりだなってめっちゃ思います!原作の麻子さんは、不器用だけどめちゃくちゃ人に優しいんです。演技って、その人の内面がお芝居にも表れると思うんですが、現場での大原さんの言動や、きちんと目を見て人の話を聞こうとする姿勢など、人に接する姿から優しさや丁寧な部分を感じるので、すごく麻子さんに合っているなと思います。
――大原さんは、佐藤さんが演じる名取を見てどう思われますか?
大原:私も佐藤さんは名取さんにぴったりだなと毎日思っています。撮影二日目でキスシーンがあったり、ベッドシーンもあったりして、結構体を張るシーンが多いんですが、私自身そういう作品がまだそんなに多くないので、撮影に入る前は緊張していて…。でも、佐藤さんが現場の空気づくりをして引っ張ってくださるので、私は名取さんに全力で甘えて身を委ねさせていただいております。佐藤さんが演じる名取さんが本当にすてきなんです。
――佐藤さんはご自身の役と共感できる部分はありますか?
佐藤:名取はへこまないし、能天気だし、そういう部分は自分と近いのかなと思います。深刻なことを深刻に話さないところも似ています。
――大原さんはいかがですか?
大原:私もコンプレックスがあるので、麻子が必死にコンプレックスを乗り越えようとする姿は、泣きながら読んだりするほど共感しています。そういう部分は大切にしたいなと思っています。
――それぞれの役柄を演じる上で意識していることはありますか?
佐藤:真っすぐに麻子さんを愛するということだけを考えて演じています。あとは監督のリクエストに応えたいという思いもあるので、監督がイメージするものを二人でどう表現するかを考えながら演じています。
大原:原作がある作品なので、まずは麻子になるというのを大切にしていて、4、5時間くらいかけて衣装合わせをしました。スタッフの皆さんとたくさん話し合って、サイズ感にもこだわりました。髪形を変えたり、衣装や小道具を装着させてもらって麻子になれているなと実感するので、スタッフの皆さんに感謝しています。あとは、目線や声色を心掛けています。
佐藤:いつも現場で原作読んでるもんね。
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