「精霊の守り人」で知られる作家・上橋菜穂子のファンタジー小説を映画化し、2月4日(金)に公開予定の「鹿の王 ユナと約束の旅」。謎の病“黒狼熱(ミッツァル)”が猛威をふるう世界で、その抗体を持つ者を追う狩人・サエの声を、「百日紅 〜Miss HOKUSAI〜」(2015年)などでも声優経験のある女優の杏が務めた。
――もともと原作を読まれていたそうですが、どのような出会いだったのでしょうか?
本屋大賞の授賞式で上橋先生と初めてお会いし、その後、「鹿の王」の発売を記念して対談をさせていただいたときに読ませていただきました。それまでファンタジーは子ども向けのものが多いのかなと思っていたのですが、この作品は国同士の争いなど政治的なことも鋭く切り取られていて、いい意味で、ファンタジー小説に対するイメージが変わりました。
――そのアニメ映画化で、声優のオファーが来たときは、どう思いましたか?
とてもうれしかったのと同時に、もともと存じ上げている作品だったので、原作者の上橋先生とファンの方がどう思われるのか気になりました。それで上橋先生にお電話し、「本当に私で大丈夫でしょうか?」と確認させていただいたら、すごく喜んでくださっていたので、それもうれしかったです。
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