――逆に面白いと感じるところは?
今回はビジュアル的にそれほどかけ離れたキャラクターではないのですが、どんな見た目のものにもなれるのがアニメの面白さなのかなと。あと、今、私は子どもがいるので、遠い場所でのロケに参加するのは難しいのですが、アフレコの場合、宇宙にだって行けてしまうし(笑)、どんな世界にも行けるのが面白いなと思います。
――本作は、「もののけ姫」(1997年)や「千と千尋の神隠し」(2001年)などで作画監督を務めた安藤雅司さんが監督・キャラクターデザイン・作画監督を手掛けていますが、安藤さんのこれまでの作品で印象に残っているものはありますか?
「もののけ姫」は、私が小学5年生ぐらいのときに公開されたのですが、映画館に何度も見に行きました。子どもながらにとても衝撃を受けたのを覚えています。私の子どもたちも「もののけ姫」が大好きで、今回の作品をやっているときにも毎日のように見ていました。今回、安藤さんとお仕事させていただけたのは本当にうれしかったですし、「もののけ姫」は私にとっても、私の子どもたちにとっても特別な作品になっています。
――そのお話は安藤さんにもしたのでしょうか?
しました。そうしたら、安藤さんが「もののけ姫」のテイストで子どもたちの絵を描いてあげると言ってくださったんです。大喜びして子どもたちの写真を何枚も安藤さんにお送りしたのですが、まだいただけてなくて。この話を安藤さんがお忘れになっていなければいいんですけど…(笑)。
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