同じく「月とオオカミちゃん―」に参加したのが、モデルのりこ(莉子)。りょうすけ(曽田陵介)との“そたりこ”カップルが、シーズンの早い段階から視聴者の支持を得た。
10話で、ちょうどバレンタインを迎えたメンバーたち。それまで相思相愛ムードいっぱいだったりこ&りょうすけだったが、バレンタイン当日、りこが突如「帰りさ、話したいことあるんだけど」と素っ気ない態度に…。スタジオでは、MCの飯豊まりえが「オオカミ疑っちゃう」と身構えた。
そして帰り道、りこは「りょうすけくんかなって思ってたけど、揺らいでる」と、まさかの心変わり宣言。りょうすけが、ショックを受けながらも「伝えてくれてありがとう」とりこを思いやった次の瞬間、りこは「ハッピーバレンタイン!嘘だよ全部!」と弾ける笑顔でチョコを取り出した。天真らんまんな莉子らしい可愛いサプライズは、視聴者の心もわしづかみ!
だが最終回では、りこがオオカミちゃんだったことが判明した。最終告白前にりこがりょうすけに伝えた「もう一回冬がきても、りょうすけを選んでたと思う」という精一杯の本音が放送されると、視聴者からも「切なすぎる…」「りこちゃんの気持ちを思うとつらい…」と共感の声が上がった。
「恋とオオカミには騙されない」(2021年2-5月)に参加したみちゅ(長谷川美月)はシーズン前半、もくだい(杢代和人)といいムード。だが、両想いかと思われた矢先の中間告白で呼び出したのは、ちょこ(りゅうと)だった。結局ちょこに思いは届かず、みちゅはせつなく微笑んだ。
みちゅの突然の心変わりとも思える行動は、その慎重な性格ゆえのことだった。シーズン最年少メンバーのもくだいがあいまいな態度をとったことで、まっすぐに思いを伝えることができなかったみちゅ。後日、「美月にすごい苦しいことさせてたなって本当に反省してる。本当に、本当にごめんね」と涙ながらに素直な思いを打ち明けたもくだいに、みちゅも感涙。「もう一度、イチからもっくんと向き合いたい」ともくだいの思いに寄り添った。
受け入れられないかもしれない不安と戦いながら、恋に向き合うメンバーたち。だからこそ、シーズンの後半ではひと回り大きく成長した姿も見せてくれる。傷つくことが怖くて素直になれなかったみちゅの成長ぶりに、視聴者からも応援の声が上がった。
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