あと風呂光さんを演じる伊藤沙莉さんの演技も素晴らしくて…。これまで僕らが見てきた彼女のキャラクターとはまた違い、すごい女優さんだなと感じました。自分の中でいろいろ思いがあって葛藤しているのを目だけで表現しているのが非常に伝わってきて。今後の風呂光さんがどうなるのか、それを伊藤さんがどう演じるのか、めちゃくちゃ気になります。男女コンビでミステリーとなると、どうしても「ガリレオ」(2007年ほか、フジテレビ系)の湯川(福山雅治)と内海(柴咲コウ)のコンビを思い出しますが、そことはまたちょっと違って、原作を知らない人には2人の間に何かが起きるかもしれないと思わす空気があるように感じました。
また、(永山)瑛太さんが出ていましたが、何の告知もなく出るなんて!とビックリ。そして瑛太さんが演じたキャラクターもまた良くて。僕にとって瑛太さんといえば「WATER BOYS」(2003年、フジテレビ系)などの爽やかなイメージがあるのですが、年を重ねてハリウッドの俳優さんのようなストイックさも感じられる、本当に素敵な俳優さんだなと感じました。あと、要所要所に出てくる人もすごくキャスティングの妙があるんですよ。芸人のヒコロヒーさんもこういう人いる!っていう感じだったし…。これからのゲストもかなり期待できそうです。
“月9”らしい派手で豪華なところを残しつつ、どこか最近の“月9”らしいサブカル層を意識した作りになっていて面白いです。「コンフィデンスマンJP」(2018年、フジテレビ系)あたりから何となくそう感じていたんですが、今回もそういう細部のこだわりやちょっとした面白さが散りばめられていて。昔の“月9”=恋愛ドラマという公式はなくなってきたのかもしれないですね。すごく続きが気になるドラマです。
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