全米を揺るがせた「ウオーターゲート事件」をテーマにした戯曲「フロスト/ニクソン」。イギリス、アメリカで上演され、昨年ハリウッド映画にもなったこの作品が、このたび日本で舞台として上演されている。主演は北大路欣也と仲村トオル。
「ウオーターゲート事件」は、リチャード・ニクソン大統領を辞任に追い込んだ、'70年代のアメリカの政治スキャンダル。ニクソン大統領(北大路)は、野党への盗聴問題に関与していたとして、現役大統領として歴史上初めて辞任に追い込まれる。だが、彼は一貫して罪を認めることなく、沈黙を守っていた。そして、辞任から3年後の'77年。英国人司会者、デビッド・フロスト(仲村)がニクソンへの単独テレビインタビューに成功する。なぜニクソンはインタビューに応じたのか、その裏でどんな駆け引きがあったのか、その舞台裏を明らかにする舞台になっている。
ニクソンを演じる北大路は「その年齢にならないと演じられない役というのがあると思うのですが、このニクソンもその1つ。今だからこそできる新しい挑戦だと思っています。アメリカ大統領の世界なんで想像もできませんが、“1人の人間としてのニクソン”を演じたいですね」と意気込みを語った。
一方、フロスト役の仲村は「北大路さんがニクソンを演じられると聞いて、『それなら是非!』とこの舞台への出演を決めました。北大路さんとの掛け合い、そしてお客さんの反応も楽しみです。この作品で描かれるインタビューは、いわば“言葉の格闘技”。毎日、本気の試合をお見せしたい」と意欲を見せている。
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