吉本坂46が“冬眠”前に活動を振り返り!斎藤司「メンバー同士が結婚しちゃうアイドルって、あり得ないよ(笑)」

2022/02/02 12:00 配信

音楽 アイドル インタビュー

【写真を見る】アイドルを意識して撮影する吉本坂46。スタッフからは「アイドルしてる♪」との声も 撮影=藤田亜弓

「お前らアイドル活動をナメるなよ」と思ってた


——吉本坂46の活動で得たこと、変化したことはありますか?

金田「普段の活動と全然違い、アイドルじゃないと出られない番組に出て、アイドルじゃないと共演できない人と共演できたこと。僕らの前にTWICEさんがいて、スタンバイ風景を見ることができたり。芸人としては絶対にあり得ないポジションですもん」

斎藤(ぽかん)

田中「斎藤さん、覚えてないでしょ」

斎藤「…うん」

田中「この人が吉本坂で得たもの、ないと思いますよ(笑)」

斎藤「いや、ある! 集団行動の難しさ!(笑) 普段の活動は二人だから、相方だけ気にすればいいんですけど、八木さんみたいな人がいるとね…」

金田「もう八木さんのこと嫌いじゃん!(笑)」

斎藤「いやいや! でもメンバーには先輩が多いから注意しづらいし、集団行動が苦手な人だらけでみんな自由に振る舞うしで、フラストレーションにはなってました(笑)。僕自身のこの活動に対する志が高すぎて、『コイツらふざけるな』と思ったりも(笑)」

田中「斎藤さん、ジャニーズに入りたかったんですもんね?」

斎藤「そう、入りたかったの。だから『お前らアイドル活動をナメるなよ』と、本気だからこその葛藤はあったよね」

まちゃあき「『REDに入りたい』って、よく言ってくれてたし(※吉本坂46にはCIRCUS・RED・スイートMONSTERという3つのユニットがあり、斎藤・金田はCIRCUS、まちゃあき・田中はREDのメンバー)」

斎藤「そうそう。ただ僕はハゲてるから、RED側としては“いくら踊れようがハゲられちゃったらなぁ…”と、難しいことも分かってるんだけど(笑)」

まちゃあき「僕らREDは団結力がすごくて、無双感や無敵感があった」

斎藤「分かる、それもうらやましかった」

まちゃあき「得たものと言えば、それかな。結束力の強さから生まれる無敵感というか、“みんなが一つになると、こんな気持ちになれるんだ”ということに気づけた」

——それはやはり、「選抜組のCIRCUSを超えるんだ」とライバルがいたのも大きかったですか?

まちゃあき「そうですね。結成したその日に、みんなで話し合っていましたから」

田中「勝手に“このプロジェクトは、REDが逆転するストーリーなんだよ”と言ってましたもんね(笑)」

——斎藤さんは選抜組のセンターという、トップ中のトップでスタートしてますから。

斎藤「担ぎ出されたというか、僕が『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝していたことも大きいと思います。だって僕、15秒動画を送って自己アピールするというオーディションに提出した動画、ひどかったんですよ。真剣白刃取りに挑戦してスカるという、超つまらないもの。マネージャーに『トレンディエンジェル二人の動画が本当にひどかったです』と言われたくらいですから(笑)。それなのにフタを開けたらセンターで、驚いたし申し訳なかった」

田中「僕が得たことと言えば、やっぱり集団行動。僕らはデビューして1年目でテレビに出させていただいたのもあって、周りの芸人からは『ポッと出の新人が急に来た』みたいな目で見られていました。だから吉本坂で、先輩たちと一緒にチームで動けたのは楽しかったです。だいぶ上の先輩から“シングル!”と声を掛けられて、普通に楽屋でしゃべっている感じは、いいなと思いました」

金田「しかも芸人の仕事では絡まないような人と一緒に動けたのも、吉本坂ならではだったね」

田中「大師匠までいらっしゃったし。REDは本当に、友達みたいな感じでしたね」

まちゃあき「みんな分け隔てなく、仕事が終わったあとの打ち上げも誰でも誘える感じだったね」

金田「逆に言ったらCIRCUSは、デビューしてから今日の今日までずっと業務的だったよ(笑)。全員自立してるから」

斎藤「そうなんだよ、良くも悪くも。REDの雰囲気がうらやましかったな」

田中「誰かの誕生日に、グループLINEでお祝いしあったりとかは?」

斎藤・金田「ないないない!」

田中「REDはやってましたよね」

まちゃあき「やってた、やってた」

金田「CIRCUSはすごく事務的だったもの。LINEで来るのも“○日までに動画を撮って送ってください”とか」

斎藤「その分、キャプテンの次長課長・河本(準一)さんには迷惑をかけたと思う」

金田「上の意見を聞き、下の意見を吸い上げて。吉本坂が続いたのは河本さんのおかげという側面は、あると思います」

斎藤「間違いなくありますね」