“自称ユーチューバー”から人気者へ…戸塚純貴“タックタック”の言葉が刺さる<ユーチューバーに娘はやらん!>

2022/02/01 12:00 配信

ドラマ レビュー

「ユーチューバーに娘はやらん!」第3話より(C)「ユーチューバーに娘はやらん!」製作委員会

戸塚純貴に“ユーチューバー役”がハマる理由


登録者数100万人のユーチューバー・タックタックが見せた、華やかさとは程遠いエピソードとゆるぎない信念。それが、演じる戸塚の朴とつな雰囲気とも相まって、真っすぐひたむきな印象を与えている。

そして、悩める千紗に掛けた励ましの言葉がカッコいい。

「もっと、もがけばいいんじゃないですか?」「自分が最高だって思えたら、それはもう最高の人生なんです。だからそう思えるまで、もがいてあがいて、ジタバタすればいいんです。大丈夫です。だって、雪国の“ぼっち”でも、今は100万人が応援してくれてるんです。だから千紗さんの未来も絶対変えられます」

何もない毎日のむなしさから抜け出したくて、がむしゃらに頑張ってきたタックタック。彼のこれまでがギュッと詰まったような言葉の数々には説得力があって、温かさに満ちている。

戸塚は、ドラマ「親バカ青春白書」(2020年、日本テレビ系)でも“ユーチューバー”を演じている。こちらはチャンネル登録者数約20人の“自称”からスタートし、バズって舞い上がったりスランプに陥ったりと激しい浮き沈みを経験したキャラクターだ。

「親バカ―」も見ていた視聴者からは「戸塚純貴さんまたもやユーチューバー役(笑)」「戸塚純貴さんのユーチューバー役好きだなぁ。イマドキの若者の感じがよく出てる」「戸塚純貴くん、どの役も面白いけどユーチューバー役が特にハマってる」の声が上がる。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト「理想の恋人」賞受賞をきっかけに芸能界入りした戸塚だが、もとは自動車整備士を目指していた。事務所プロフィールには、三級自動車シャシ整備士、アーク溶接特別教育修了証、クレーン運転技能講習修了証、低圧電気取扱特別教育修了証、大型自動二輪免許証…と数々の資格や受講歴が並び、地道に努力してきた姿が浮かび上がる。華やかに見えて、実は堅実で芯が一本通っている。やる時はやる。戸塚自身が醸し出すそんな雰囲気が、“ユーチューバー”というまだ新しい職業のイメージと合致するのかもしれない。

2月7日(月)放送の第4話では、タックタックのアプローチに加え、テレビ局員・榎本の反撃もありそうな予感。ますます混とんとしてきたユーチューバーVSテレビマンのバトルから目が離せない。