――手掛けられた作品「物語」の内容はどのように決めていきましたか?
実は、ゼロから組み立てた話ではないんです。もともと私がどこに発表するわけでもなく、ひとりで書き留めていたものがあって、それを掻き集めて肉付けして、形にしていきました。今回、脚本から書かせてもらうことになったので、最初に書くなら自分の身近なことをテーマにしようと思いました。新たに何か取材しなくても、自分の内側だったり周りから聞こえるような声で組み立てられる話がいいかなと思い、主人公は自分と同じ芸能界で生きる女性にしました。
――なるほど。主人公のセリフの一つ一つがすごくリアルに感じられました。同じ芸能界で生きる玉城さんだからこそ書けるセリフなんでしょうね。
ありがとうございます。私は14歳から芸能界でお仕事をしているので、逆にこのお仕事以外は知らないことが多いんです。例えば一般的な常識とかは、多分ごっそり抜けていそうですし。今回は折角だったら、自分の仕事を生かせるようなキャラクターの方が面白いんじゃないかなと思ったんですよね。
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