鈴木愛理が2月2日に3rdアルバム『26/27(ニーロクニーナナ)』をリリースした。同作はアルバムタイトルに記されているように、鈴木が26歳から27歳の2年間で作ってきた計14曲が収録しされている。また、同日にはZepp DiverCity(TOKYO)でリリースイベントが行われたほか、オフィシャルインタビューが公開された。
――本日リリースされました『26/27』ですが、どんなアルバムになっていますか?
このアルバムは26~27歳の2年間を通して作ったものなんですけど、制作時期が2020~2021年で、世の中的にも苦しいこととか諦めなくちゃいけないこともたくさんあった人もいる中で、私もその1人でした。
音楽に対する向き合い方も変わりましたし、そういう苦しいことがあったからこそ生まれた、本当に音楽が好きなんだなっていう感情が音楽や声に表れているアルバムになっていると思います。
入っている曲もバラード曲、ポップな曲、ライブがしたくなる華やかな曲、失恋曲と幅広くあるので、ファンの方にも、初めて鈴木愛理を知ってくれた皆さまにも、ぜひ聴いてもらって好きな曲を見つけてもらえたらなと思っています。
――どの曲にもすてきなところがあると思いますが、特にコントラストを感じられる組み合わせの曲をいくつか挙げるとしたら?
鈴木愛理的には、1曲目の「ハイビート気分」が一番この中で明るい曲になっていると思います。アルバムの中では一番最後に作った楽曲なんですが、どういう状況下であれ無条件に楽しくなれる楽曲が自分にないなって気付いたんですよね。
このご時世でもライブをするとき、上半身だけなら参加できるものが多いから、そういうふうにいつ聴いても乗れる、楽しめる曲を入れよう!って思って作りました。
11曲目の「笑顔」は自分の中で新しい挑戦のジャンルの曲でもありながら、一番自分自身と向き合うことのできる曲というか、こういう曲です!と説明したくなくなるくらい曲の中に入り込みたくなる曲です。
4曲目の「噂のホクロ」はまだライブでは披露していないんですが、「笑顔」と同じ吉澤嘉代子さんが作ってくださった曲で、自分の中では新しい世界観でした。
一番自分っぽいのは12曲目の「Easy To Smile」です。ミディアムテンポの曲で、世の中がおうち時間で苦しい時にあえて明るいこの曲を配信リリースして、自分の持ち前の明るさが人に元気を与えられるんだなってことに気付けた曲でした。出す前と出した後で思い入れが変わった曲です。