赤澤遼太郎「一場一場全てが見どころ」舞台「文豪とアルケミスト」第4弾が開幕!

2022/02/03 22:24 配信

2.5次元

舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱」ゲネプロの模様 (C)2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会

人気ゲームを原作とした舞台「文豪とアルケミスト」シリーズの最新作、舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)」が、2月3日に東京・シアター1010で開幕した。

本作で描かれるのは、再びこの世に転生した文豪たちが、“侵蝕者”たちの手から文学を守るために戦う…という物語。太宰治(平野良)や佐藤春夫(小南光司)といった歴代作に登場していたキャラクターのほか、徳田秋声(赤澤遼太郎)、泉鏡花(山崎晶吾)、尾崎紅葉(玉城裕規)ら初登場の文豪たちも活躍する。

シリーズはこれまでに3作が上演されているが、本作からはいわば“シーズン2”。これまで物語の軸となっていた太宰に代わり、原作ゲームでも重要な役割を果たす秋声が作品の中心を担う。とはいえ彼の在りようは“主人公らしい主人公”ではなく、生前に関わりが深かった師匠の紅葉や兄弟子の鏡花と再会を果たすものの、どこか遠慮がち。舞台狭しと暴れるように物語をかき回していた太宰とは対照的だ。

舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱」ゲネプロの模様 (C)2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会


そんな中、紅葉の「金色夜叉」が侵蝕され、秋声は鏡花らと書物の中へ。戦いは何とか終えたものの、「尾崎紅葉は殺された」という“闇の声”を聞いてしまったことで、再会を果たした尾崎一門の関係にも少しずつ変化が生まれる。果たしてその声の主とは…?

キャラクターの華やかな佇まいやスピーディーなアクションが舞台「文豪とアルケミスト」の見どころだが、一方で文豪ならではの葛藤・苦悶や繊細な心情描写もまた、本作の大きな魅力の一つ。文学作品や史実のエピソードも随所に散りばめられ、高いエンターテインメント性の中に“文学”が香る演劇作品に仕上がっている。

舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱」ゲネプロの模様 (C)2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会


舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱」は2月3日~13日(日)に東京・シアター1010、2月18日(金)~20日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演予定。上演時間は休憩なしの約120分。

なお2月5日(土)、13日(日)、20日(日)の計5公演は「DMM動画」にて生配信を実施。8月3日(水)にはBlu-ray&DVDも発売される予定だ。