高畑充希主演のドラマ「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)の第4話が2月2日に放送された。志尊淳がクールで無愛想という役どころで新たな魅力を放っている。(以下、ネタバレがあります)
同作は、出世欲のない今どきOLの主人公・雛子が、恋に仕事に奮闘する“お仕事エンターテインメント”。雛子を子会社の社長に“ムチャブリ”したカリスマ社長・浅海を松田翔太、雛子に何かと突っかかる生意気な部下・大牙を志尊が演じている。
第4話は、雛子が浅海にチェーン店5店舗を1カ月後にオープンさせるという新たなむちゃぶりをされる中、雛子たちの会社が経営するフレンチレストラン「プチボナール」がワインを仕入れていた企業が突然、取引停止を宣告。
山梨の個人ワイナリーが作った「伝説のワイン」の存在を知った雛子は、大牙とワイナリーを営む春乃(南野陽子)の元を訪れるが、取り付くシマもなく断られてしまう…という物語が展開した。
雛子が大牙を大事な商談の場に同行させたのは、失敗できないから。大牙の優秀さに一目置いているのだが、大牙自身はというと本社から子会社に出向となった現状に不満を抱いていた。
今回もトラブルにこれといった策もないままにあたふたする雛子にイライラし、「俺はこんな子会社でくすぶっている人間じゃないんですよ。本社でもっと大きなやりがいのある仕事がやりたいのに…」とまで気持ちをぶちまけてしまった。
大牙を演じる志尊は、これまでの出演作でさまざまな役を好演してきた。ドラマでは「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014-2015年、テレビ朝日系)の特撮ヒーロー、「女子的生活」(2018年、NHK総合)のトランスジェンダーの主人公など。映画「HiGH&LOW THE WORST」(2019年)でのカリスマ性あふれる不良役もあり、実に幅広い。
そんな中で今回の生意気な部下はちょっと新鮮だ。上昇志向の大牙が同期の出世に焦る気持ち。一方、恋心を抱く本社の秘書課に勤める柚(片山友希)が好きな恐竜を猛勉強する一面も。
仕事に恋に、25歳の男性の揺れ動く心、そして人との関係において不器用なところを感じさせる役をしっかりと見せている。
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