――上白石さんが演じたフィービーは、どんな人物だと受け止めましたか?
頭が切れて科学や祖父を心から愛している女の子ですね。設定では12歳なんですが“もしかしたら自分より年上かもしれない”と感じるくらい達観した考えを持っていて、すごく大人びているなと思いました。特に、おじいちゃん(初代ゴーストバスターズの一員だったイゴン・スペングラー博士)をすごくリスペクトしていて、母親に「おじいちゃんなんて風変わりで変な人だ」と言われた時も、その存在を知ってからは「自分は心から尊敬している」と母親に対しても言い切る。そのシーンは、作品の中で少女が大人になっていく過程を感じられて、台本を読んだ時から大事に演じたいと思いました。
――終盤にかけてスペングラー博士の真意も解き明かされていきます。
そこで家族の関係も変化していくのも見どころだと思っています。それと、初代のゴーストバスターズが着用していた衣装が出てきたりと、当時の名残みたいなものが様々なシーンで感じられるので、そのたびにゾクゾクするような興奮がありました。