永尾まりや、最新写真集は「120%満足」元AKBの結婚ラッシュに憧れも、自身は「夢のまた夢ぐらいの話」

永尾まりや 撮影=友野雄、ヘアメイク=横内真代(吉野事務所)

元AKB48・永尾まりやが4th写真集「ヤバイ!まりや。」(ワニブックス)を発売した。初めて永尾自身が企画段階から参画した今作は、「『黄昏流星群』みたいに昭和をテーマにした写真集ができたら面白そう」という彼女の着想から制作がスタートした。永尾は「やりたかったソバージュの髪型ができた」とうれしそうに撮影時を振り返り、写真集の出来栄えについて「120%満足してます」と自信を覗かせた。また、同時代に活躍したAKB48のOGたちの間では、結婚・出産ラッシュが起こっている。永尾に今の結婚観を聞くと、「憧れはもちろんあります」と言いつつも「夢のまた夢ぐらいの話です(笑)」と語った。

“昭和ムード漂う写真集”をコンセプトに、ソバージュの髪型にも挑戦


――はじめに、今回の写真集を発売することになった経緯から教えてください。

写真集を作る時は、いつも発売日を気にしていて。1冊目の発売日が私の誕生日で、2冊目が母の誕生日、3冊目が兄の誕生日だったので、「4冊目は絶対にパパの誕生日に発売しなきゃいけない」という思いがあったんです。そんな経緯から、今回の写真集は父の誕生日にあたる1月20日に出させていただきました。私の家が4人家族だから、これで完成したという感じですね(笑)。

――今作は初めて企画段階から参加されたそうですね。

そうなんですよ。コロナ禍でいつもより時間に余裕があって新しいことに挑戦するにはちょうどいいし、自分で企画するのも楽しそうだなと思ったんですよね。実際に、打ち合わせの段階から「こういう写真集を作りたい」と提案させてもらい、ロケハンにも参加させていただきました。

――“昭和ムード漂う写真集”というのが今作のコンセプトとのことですが、昭和をテーマにした写真集を作ろうと思ったのはなぜですか。

少し前に知り合いの方とバーへ行った時に、漫画「黄昏流星群」のウイスキーが出てきたんです。そのボトルのラベルに描かれている世界観やセリフに惹かれ、「黄昏流星群」みたいに昭和をテーマにした写真集ができたら面白いなと思い付いたのがきっかけですね。

――写真集では実際に昭和のファッションやメイクに挑戦されています。

一番やりたかったのが、ソバージュの髪型だったんです。地毛ではなく付け毛でもすごく自然な仕上がりになっていて、とても満足しています。

――撮影中の印象的なエピソードがあれば聞かせてください。

11月に撮影を行ったのですが、山奥でとても寒くて時期を間違えたなと(笑)。あとは、外で着物姿のちょっときわどいショットを撮った時に、みんなで「これくらい乱れているほうがいいかな?」とか「下駄が脱げている感じがいいよね」とか、お昼から盛り上がったのが良い思い出です (笑)。

“過去最大級の露出”も「抵抗感はそんなになかった」


――今作は「過去最大級の露出」に挑戦したとのことですが、抵抗感はありませんでしたか。

抵抗感はそんなになかったです。露出するだけではなくて、「露出するにあたってよく撮られなきゃいけない」とか「静止画だけど躍動感のある写真にしたい」とか、見え方にこだわるほうに意識を割いていました。

――今まではご家族の誕生日縛りで写真集を発売されていましたが、5冊目以降はどうされる予定ですか。

もう家族がいないので、どうしようかと悩んでいます(笑)。そもそも、なんで家族の誕生日に発売することにしたかというと、家族の誕生日が春夏秋冬なんですよ。私が3月で春、兄が8月で夏、母が10月で秋、そして父が1月で冬という感じで。ちょうど春、夏、秋、冬で出せるからという理由があったんですけど、5冊目は特に考えてなかったので、難しいですね。でも、何かの記念日にしたいとは思っています。