BLUE ENCOUNTの田邊駿一「ファイトソング」をバンドマン視点で語る!「僕の心に刺さるモノがたくさんある」<ドラマコラム連載第6回>

2022/02/14 09:00 配信

ドラマ コラム

ドラマ大好きアーティスト・BLUE ENCOUNTの田邊駿一が熱く熱くドラマを語る連載コラム第6回。今回は間宮祥太朗さんがミュージシャン役を務める「ファイトソング」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)を、ミュージシャンならではの目線で語ります。

ドラマが大好きなBLUE ENCOUNTの田邊


「ファイトソング」にめちゃくちゃ共感と感動


ドラマって見ているとついつい感情移入してしまいますよね。それがハマるってことだと思うのですが、実は今クール、僕がとてもハマっているドラマがあるんです。それは火曜夜10時から放送している「ファイトソング」(TBS系)。清原果耶さん演じる花枝ちゃんと間宮祥太朗さん演じるバンドマン・芦田と菊池風磨さん演じる慎吾の恋の模様が描かれています。

最初、1月にこういうドラマが始まりますという一報を聞いたとき、挫折したスポーツ少女と一発屋のミュージシャンと一途な幼馴染みとの三角関係って定番過ぎない?と思いました。それをキラキラした恋愛ドラマを多数放送している火曜10時の枠で放送するのか…くらいの感覚で、恋愛ドラマの“王道”と思っていたんです。それが蓋を開けて見てみたらめちゃくちゃ共感と感動をして。

もちろん“王道”というのはハズしていないです。見ていてどこか懐かしいというか。僕が好きな1990年代のドラマに近いんです。日々をきちんと描きながら人々の心の動きも伝えていく、見ていてほっこりする日常を切り取っているドラマです。それはやはり岡田惠和さんの脚本ということもあるのかも。登場する人がみんな優しく、お互い支え合って生きている温かい世界というか…。だからといってそれは馴れ合いじゃなく、最終的には自分で自分の人生を歩んでいかなきゃいけない、最後は1人ということを丁寧に描くんじゃないかなと勝手に想像しています。あくまでも自分の人生。そのあたりが今っぽいと思いました。1990年代と今の融合。かなり最高です。