「ミステリと言う勿れ」に岡山天音&早乙女太一が出演 下戸陸太&井原香音人を演じる【コメントあり】

2022/02/14 06:00 配信

ドラマ

早乙女太一コメント


――本作に参加することが決まった際のお気持ちは?

僕が出演するエピソードだけでなく、全体的に深い作品なので生半可な気持ちではできないと思いました。僕が演じる役も非常に特殊なので不安もあったんですけど、キャラクターには共感できる部分も少しあるので、出演することができてうれしいです。

――原作は読まれましたか?

はい。原作からは、まだ理性がしっかりとできてなく本能的に生きている子供のころに感じるさみしさや悲しさ、やましさのような…。そんな、人間なら誰しもちょっとは経験したことがあるようなことを持ち続けたまま成長してしまうと、間違った行動をする人も出てきてしまうんだろうなと感じました。僕自身も近しい感情を抱いたことのあるキャラクターも登場しています。異常なことをしてしまう人も、僕たちと元々は同じではないか?誰しもがなり得ることなんじゃないか?育った環境や人間関係で、こうも大きく悲しい方向に行ってしまう。そういったことを感じさせられる作品でした。

――井原香音人役をどのように演じられましたか?

僕は井原香音人はものすごくピュアな人間だと思っています。ただ、自分を表現する方法が分からない。香音人のきれいな心をどう表現するか?が、個人的な課題というか、大切に演じました。

――菅田将暉さんとの共演はいかがでしたか?

菅田さんとは目を合わせるシーンがなかったので、そこが残念でした。ここはご覧いただけたら分かっていただけると思います(笑)。

――視聴者へのメッセージ、第6話の見どころは?

正義はきれいごとではないというメッセージがすごく強いエピソードです。どうにもできない大きな問題がたくさんあるんですけど、その“大きな問題”はすごく些細な心の傷から始まっているんです。子供のころにちょっと変な奴?人と違うと敬遠してしまうことがありますよね?心を分かる思考もできていないから仕方ないのですけど、敬遠された方も同じで…でも、些細なことかもしれないけど、それが後々大きな問題になってしまうこともある。ですので、僕も改めて作品を通して、人の心、自分の心を見つめてみようと思いました。外側でしか人を見ない世の中になっていると思うので、心を感じてみようと思っていただく一助になったらうれしいです。

第6話あらすじ


大隣総合病院に検査入院している久能整(菅田将暉)は、退院を翌日に控えた夜、病院の掲示板に秘められた暗号に導かれて院内にある温室へ。そこで整は「自省録」のページや行を組み合わせた数字で言葉を伝えるライカ(門脇麦)と出会った。ライカは数字で、翌日午後3時に再び温室に来るよう整に指示して姿を消す。

翌日、退院の手続きを済ませた整はライカが指定した時間まで昼飯を食べようと病院のレストランへ。すると、患者の下戸陸太(岡山天音)とぶつかってしまう。整は謝るのだが、陸太は難癖をつけて許さない。だが、冷静に理詰めで返す整に陸太は辟易して去った。3時になり、整が温室へ行くと床に数字が書かれている。「自省録」で確認すると、ある場所の土の中となっていた。整がそこを掘ると、何かが入ったビニール袋が出てくる。そのとき、整を静止する女性の悲鳴が。温室を管理する梅津真波(阿南敦子)だ。ビニール袋は、事情があって真波が埋めたものだった。

真波と別れた整は、桜の幹にピンで止められた封筒を発見。開封するとどこかの塀の落書の写真が入っていた。落書きは炎を象ったようなマークに見える。写真の裏には住所が記されていた。整が写真に書かれた住所に行くと、一軒家が全焼したようだ。整は消防官や警官、野次馬の中に陸太を見つけた。整に見られていると知った陸太は話をしていた井原香音人(早乙女太一)と姿を消した。すると、いつの間にか隣にライカがいたのだった。