――約3年がたって、ご自身についてそれぞれここが変わったなとか、ここが成長したなと思うことはありますか。
谷崎:1年目は目の前のことで結構いっぱいいっぱいで、ノイミーの活動に必死に食らい付いていくような感じでした。緊張しいで、緊張するとうまくいかないことが多いので、どこかに心の余裕を持っておかないといけないなってことに気付きました。
あと、自分をいろんな視点から客観的に見ることが大事だっていうことにも気付いて。髪色をよく変えるんですけど、この楽曲とかこの衣装にはこの髪色は似合わないなって考えたり、ファンの皆さんはこういうのが好きなのかなって考えたり、そういうことを考えるようになりました。
今回も曲のことをいろいろ聞いて、もしかしたら合うのかなと思ってピンク系の髪色にしました。本当は茶系の方が好きなんですけど(笑)。そうやって自分のことを客観視できるようになったかなって思います。
冨田:私は、初めの頃って本当に、本当にしゃべれなくて。今もまだうまくしゃべれないときはあるんですけど(苦笑)、今よりもずっとずっとしゃべれなかったんです。それで言葉が続かなくなってしまうたびに申し訳なくなって「ごめんなさい!」って言っていたんですけど、最近はあまり言わなくなったと思うので、少しはしゃべれるようになったかなって思います。
菅波:私は自分の見せ方が分かってきたなと思います。「このときはこういう表情」とか「このときはこういう目線」とか、1つ1つのしぐさや手の動きを「こうした方がいい」って想像するのが早くなったので、そういう面で少し成長できているのかなって思います。
蟹沢:私はインタビューとかで「誰にも負けないところはどこですか?」って質問されたときに、自分の中であまりはっきりしていなくて、ずっとうまく答えられなかったんですけど、最近は「可能性を誰よりも信じること」が自分の一番の強みなのかなって気付きました。
限界とかできない理由とかそういうことを考えないで、1%でもできるかもしれないことは必ずできるんじゃないかって信じる気持ちの強さが自分の強みなんだなって、この3年間で感じました。
――今度はご自身以外の3人について、変わったと思うことはありますか。
菅波:みんなあか抜けたよね(笑)。
3人:(笑)。
谷崎:菜々風が本当にかわいくなった! 上から目線に聞こえるかもしれないけど、菜々風は鹿児島から上京してきて、多分東京に慣れてなくて…。
冨田:多分“田舎感”がすごかったんだと思います(笑)。
谷崎:どんどんきれいになっていって。
菅波:うちのお母さんも言ってた! お母さんが掃除している時に初期の頃のクリアファイルを見つけて、「あら、みんなかわいくなったねえ」って(笑)。
谷崎:特に菜々風は日に日にきれいになってくからビックリしちゃいます。
菅波:あと、しっかり自分の意見を言うようになったなって…親目線?(笑)
――逆に冨田さんからはありますか?
冨田:さっき自分で話してましたけど、美玲はダンスの見せ方がどんどん自分の中で分かってきて、本当にすごいんですよ! (蟹沢の方を見て)えっとねー…。
蟹沢:なさそう(笑)。
冨田:違う違う!(笑) 萌子は最初の頃よりもものすごく“素”っていうか、最初の頃には見られなかった姿を最近は見ているような気がします。
蟹沢:変な人なのがバレてきています。
3人:(笑)。
冨田:早耶はグミがすごく好きって言ってたけど、最近は「たべっ子どうぶつ」が好きで、前髪クリップをめっちゃつけてる(笑)。あと、一番お姉さんっぽくなったかもしれない。
蟹沢:確かに。ライブとかでも涙もろい早耶ちゃんが結構印象的だったけど、熱い気持ちは変わらないまま、最年長として「自分がここで泣いちゃいけないんだ」っていう気持ちが伝わってきて。だから、(泣くときは)自分がしっかりと話した後で静かに…(笑)。
谷崎:前は自分がしゃべっているときに泣いちゃうことが多かったんですけど、最近は菜々風がしゃべってる時に横で泣いてます(笑)。
冨田:ツアーで、私が思いを話すっていうMCがあったんですけど、話し終わって曲振りをして、自分のポジションに戻る時に後ろを見たら早耶がめっちゃ泣いてて…(笑)。
谷崎:確か初日だった気がします。菜々風本人が泣いてない時でも泣いちゃって。
冨田:昔はもっとボロ泣きしてたけど、今は一生懸命こらえて、強くなったなって気がします(笑)。
――では、グループとして3年で成長したなと思うところはありますか。
冨田:振り覚えがめちゃめちゃ早くなりました。MVやダンスレッスンの動画を見返すと、めちゃくちゃスキルが上がってるので、パフォーマンスもぜひ期待して見ていただけたらなって思います。
蟹沢:振り覚えが早くなったことによって、振り入れの時間の中で世界観や心情の面のことを振付師さんたちと話し合いながら作品を作れるようになったのは、すごく成長したなって思います。
3年間で全員が表現に対して大切にするものが増えたのかなって。表現の幅もこれからもっと広がっていくんじゃないかなって思うので、そこも楽しみにしていてほしいです。
菅波:多分、ノイミーはみんな負けず嫌いだと思うんですよ。だから、1人が頑張ったら周りも「私も頑張るぞ」って向上心を高め合えるグループだと思います。だから、これからもパフォーマンス面はさらにレベルアップしていくと思うので、そこにも注目してもらいたいです。
谷崎:去年メジャーデビューさせていただいてから感じたんですけど、ノイミーのことを知っていただく機会がたくさん増えたなって思います。グループとしてもいろんなメディアに出演させていただきましたし、個人でもみんな自分の好きなことをお仕事にしてるのがすごいなって。
みれたん(菅波)のゲームやアニメの番組だったり、尾木波菜ちゃんが麻雀の番組に出演したり、そういう個々の活躍の場がたくさん増えた1年だったと思うので、さらに増やしていけるように、みんなでもっと頑張れたらいいなと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)