ハリウッドザコシショウ「天狗になったらあかん」“気付き”をくれた番組への思い…『あらびき団』初のゴールデン進出に「ここが正念場」＜インタビュー＞

強みは“折れないところ”「最後までとりあえずやった方がいい」

――「あらびき団」初のゴールデン進出を受けての率直な感想を教えてください。

考えられないですけどね。何をどう転んでこうなったのか。スタッフさんに「やばいやばい」みたいなことをよく言われていたんです。「TBSでやれないかも…」という時期も知っているので、感動っちゃ感動ですが。

逆に言うと、これで失敗したら多分今後「あらびき団」はないんだろうなって(笑)。もう消滅させられる(笑)。ここが正念場。

――披露したネタの注目ポイントを教えてください。

珍しく、いつもの「べっぴんさんですね～」みたいなテンプレートに収まってないから、意外性が注目ポイントです。分かりやすいものであれば「誇張モノマネ」があるので、それをやると言えばやるんです。でも「あらびき団」サイドから、今回のネタの方がいいということだったので。

――過去に「あらびき団」で披露したネタの中で、個人的に思い入れのあるネタはありますか？

Mr. Children・桜井(和寿)さんの漫談かな。これが一番クオリティーが高いというか、(ダウンタウン)松本(人志)さんも面白いって言ってくれましたね。あのネタを丸々「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！」(日本テレビ系)の“七変化”でやったんです。“七変化”の中でもあれが面白かったねって言われました、うれしいです。

――今回は「最強パフォーマー決定戦」が行われるということで、他の「あらびき団」出演芸人の方に負けない、自分たちの“最強なところ”を教えてください。

“キング・オブ・あらびき”でしょ。あとは、折れないところですね。ここまでくると折れようがないんですよ。途中でね、折れたことがない。折れずに1回最後までとりあえずやった方がいい。折れてもどうってことないから別に。折れてもチャンス逃して損するしかないからね。

――過去に “ふるさと”と表現していた「あらびき団」で最も印象的だった出来事を教えてください。

「あらびき団」がずっと放送してなくて、特番で復活するっていう時があったんですよ。その時に担当ディレクターが、俺のマネジャーとは連絡をしていたらしいんですけど、俺には何も言わずに突撃で「あらびき団」の“あの感じ”で家の前まで来て。

「重大な発表があります。ちょっと家に入れてください」って、強引に入ってきて。奥さんも何も聞いていないからキレるわキレるわで、大変でしたあのときは(笑)。「あらびき団」のディレクターがガサツなもんだから、奥さんにものすごい言われたっていう(笑)。以降、奥さん「あらびき団」となるとちょっとピリつくんですよね(笑)。