撮影自体が初めてで、撮影が始まるまではすごく緊張していましたが、前田監督は、声を録音した時も、撮影の時も、いろんな指示を出してくださって、とても優しい方で楽しく撮影できました。
心の声を録音して撮影の時に流しながら演じたのですが、自分の声を聞きながら演じるのは、とても不思議な感じで、面白かったです。
今回この作品を経験して、自分が思ってる以上に「演じる」ということは難しいことなのだな、と思いました。でも、役を演じることができて楽しかったです。
この映画は、中学3年生のサキが、同じクラスで一度も話したことがない日高君と二人きりの状況になり、卒業前に彼に一声かけようかを悩む、ひとときのお話です。當真さんは、自問自答し、妄想し、突っ走っていくサキのおかしな言動の一つ一つを丁寧に演じ、見事なまでにおかしな空気感を作り出してくれました。
當真さんは演じるのが初めてということで、僕としては初めての映画撮影で映画を嫌いにさせたくないというプレッシャーを感じていましたが、ご本人が撮影が楽しかったと言ってくださり、非常にほっとしています。
今度は彼女のこんな役を見てみたいなと、撮影を終え、すぐにいくつか物語が浮かんだほど、想像力もかき立てられました。作り手にはもちろん、これからきっと、たくさんの人に愛される女優になっていくんだと確信しています。
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