生見愛瑠、20歳になっても「気持ちは10代のままで」大御所MCにも“怖いものなし”だった理由

10代の流行を知らないめるる、「ティーン代表」の肩書がなくなることに安堵感も

「はじまり。」(小学館)より ※提供写真


――20歳になることで、「10代の代表」「ティーンの代表」といった看板が外れることへの恐怖はありますか。

あんまりないですね。私、本当に10代の流行りを知らなくて。お仕事で10代としての意見やコメントを求められることが多いんですけど、家で調べたり、地元の子に聞いたりしているぐらいなんです。精神年齢が65歳のおばあちゃんって言われたこともあるくらい、もともと性格はそんなに若くないんですよ(笑)。

――それはすごく意外ですね。

大人数でいるのが苦手ですし、インドア派ですし、食べ物は最近干し芋にハマってますし(笑)。だから、初対面の人に「テレビで見るよりも落ち着いてるね」と、よく驚かれるんです。もちろん「ティーン代表」という肩書は大きいから、なくなることでどうなるんだろうという不安も少しはあるんですけど、正直、ホッとしている部分もあります。これからは本当に自分が好きな趣味を見つけて、いろんなことをやっていきたいです。

――最近でハマっているものはありますか。

今は陶芸やお洋服を自分でつくることにハマっています。そういう細かい作業が好きなんですよ。落ち着いた生活を送りたいんです(笑)。

ドラマの現場で感じた“知らない世界”と“青春”「こんなに楽しいんだ」

生見愛瑠 撮影=友野雄


――仕事面において、20代はどんな活動に重きを置いていきたいですか。

バラエティやモデルのお仕事も頑張りつつ、今後は演技にも積極的に挑戦していきたいです。最近「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(日本テレビ系)に出演させていただいたのですが、役柄が少し重めの役だったんです。私生活だと言わないようなセリフを口にすることも多くて、普段とは違う自分になれたような気がしました。1日で2人分を味わえた気分というか。知らない世界が見えたし、とても新鮮な気持ちになりました。

――「恋です!」はご自身にとっていい経験になったんですね。

そうですね。作品が完成した時の達成感と作品を見てくれた人たちの声を聞くうれしさをみんなで共有することに、すごく青春を感じました。それこそ学校で青春ができなかった分、一つのチームで一つの作品を作り上げるのってこんなに楽しいんだと感じました。

――そして写真集は、20歳の誕生日直前である3月4日に発売されますね。

私にとって20代と新しい自分の始まりの一冊なので、写真集のタイトルは「はじまり。」にしました。私のことをあまり知らない「はじめまして」の人にも手に取ってほしいという思いも込められていますし、ずっと応援してくださっている方も「これ、めるる?」と驚くような新しい私を表現した一冊になっています。ぜひ色んな方に見ていただけたらうれしいです。

文=こじへい

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