一狼が野々村から無実の証言を引き出した後、家に帰って獅郎と言葉を交わすシーンも心に沁みる。
獅郎にとって、野々村は古い知り合い。獅郎が「ありがとな」と伝えると、一狼は「礼を言うのは俺の方だ。人を信じる大切さを教えてくれた」としみじみ。
獅郎が「おじさんが出てくるまで、俺も死ぬわけにいかねえな」とつぶやくと、一狼は「だったらまずは、食生活を改善しろ。何をやるにも、体が資本だからな」と茶化した後、ふと獅郎に向き直り「でも俺、全てが終わった後、またこんな風に話したりしたい、お前と。だから、ちゃんと食べろ」と素直な思いを伝えた。人が何人も犠牲になり、自身も命の危険にさらされる極限状態で培ってきた2人の絆には、ゆるぎない説得力が漂う。
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