――女子刑務所を舞台にしたドラマ「女囚セブン」(テレビ朝日系)で、無実の罪をかぶり刑務所に送られてしまう京都の芸妓・神渡琴音を演じる剛力彩芽。
剛力:初めて台本を見たときは琴音のキャラクターに驚きました。刑務所内で受ける壮絶ないじめも京都弁でサラリとかわし、力ずくで来られても合気道で応戦。さらには語学にたけ、超地獄耳、怪力…と、とにかくいろんなものを持っているんです。役作りが多くて不安な部分もあったんですけど、幅広いことに挑戦できるのは楽しみでもある。実は腹黒くてしたたか…という部分も潔く演じて、逆にカッコいいと思ってもらえるくらいやり切りたいと思っています
――琴音が収監される刑務所では、7人の個性的な女囚たちが頂点をめぐって激しいバトルを展開!
剛力:劇中にはさまざまないじめが登場するんですが、その内容も女性ならではというか。男性はちょっと衝撃かもしれないですね。女って怖い!って思うかも(笑)。私自身も女だらけの場所は得意じゃなくて、学生時代は女子の集団行動を避けてきたタイプ。だから台本をもらうと“こんなこと本当にあるの?”って、ちょっと怖くなってしまうんです(笑)
――壮絶なイジメも京都弁ではんなりかわし、力ずくで来られても怪力で応戦する琴音。自身との共通点は?
剛力:私も結構な怪力だと思いますよ。名前がまず剛力なんで(笑)。お母さんと買い物に行くと重い荷物は全部私が持ってますね。京都弁はあまりなじみがなかったんですけど、去年11月に「祇園の姉妹」という舞台で芸妓の役をやらせてもらったときに初めて練習して。“~してくれはりますか?”とか言葉が長い印象があって、イントネーションも難しいのですが、イチから始めるわけじゃないのは助かりました。京都弁はゆったりしたきれいなしゃべり方がすてきですよね
――もし実際にドラマのようなマウント合戦に巻き込まれたら?
剛力:本当は逃げ出したいですけど、そこそこの順位をキープして、何となくうまくやれちゃうかも。何か命令されても嫌なことは絶対にやらないので、どんどん下に下がっていくってことはないのかなと思いますね(笑)
――今作を通して、女子刑務所へのイメージも変わったと話す剛力。
剛力:囚人服がピンクとか、職業訓練で美容師やネイリストになれる制度があるというのは今回、初めて知りました。視聴者の皆さんにもぜひ新鮮な気持ちで見ていただけたらなと思いますし、ダークなだけじゃなく、今後は楽しさや面白さといった部分にも期待してもらえるとうれしいです
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)