聡太を演じた奥平は「日本に住むクルド人の方々について、僕は演者としてこの映画に関わらせて頂いて、初めてしっかりと考えることができました。そして映画として作品にするのはとても難しいことだと感じていました。それがこのようにベルリン映画祭の舞台で評価していただけてとても嬉しいですし、これが、より多くの方々に見ていただけるときっかけになれば良いなと思います」とコメントし、今回の表彰を喜んだ。
奥平は、2020年の映画「MOTHER マザー」のメインキャストに大抜擢され、デビュー作にして名だたる映画賞の新人賞4冠(第44回日本アカデミー賞、第63回ブルーリボン賞、第94回キネマ旬報ベスト・テン、第30回日本映画批評家大賞)を達成。
2021年はドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)や「世にも奇妙な物語‘21 秋の特別編」(フジテレビ系)などに出演。2022年もWOWOW「アクターズ・ショート・フィルム2」が配信中で、今後も27日(日)からはドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」(日本テレビ)のメイン出演、3月には「ZIP!」(日本テレビ系)内の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の火曜日主演が続く。初の連ドラ主演作「WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景」(2022年、WOWOWにて放送・配信、全6話)も控える。
デビュー作以降快進撃を続ける奥平にとって、「マイスモールランド」で世界の注目を浴びていることは、今後のさらなる飛躍への布石。説得力ある独特のたたずまいで役を表現する非凡な18歳の今後の活躍にも期待が高まる。
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