事件の黒幕は、瀬能が信頼する先輩・中林その人だった。身代金目的で木下裕司誘拐事件を企てた中林。瀬能の時計を善意で修理するふりをして時計に盗聴器を仕込み、DCU側の動きを読んでいたのだった。
そのことにいち早く気づいた新名(阿部)は、瀬能もろとも中林を欺く作戦を決行。瀬能以外のDCUメンバーやマトリ(厚労省麻薬取締部)、警視庁公安部がタッグを組み、新名と瀬能が拘束されたのを見計らってアジトに乗り込んだ。
作戦のためとはいえ、味方からも真実を知らされていなかった瀬能は「俺も騙してたのか…」と愕然。新名から「お前が終わらせろ」と託され、中林に向き合った。
「先輩、何で…」。落ち着いた声で話し始めた瀬能。「親を亡くした俺を、あんただけが同情や哀れみもせず、同じ目で見てくれたじゃないか。俺はそういう先輩が好きだったのに…」。徐々に感情がたかぶっていく様子から、裏切られたショックの大きさがうかがえる。
怒りと悲しみを中林にぶつけようとしたその瞬間、中林が直した時計のアラーム音が…。最後はすべてを飲み込み、静かに手錠をかけた瀬能に視聴者からは「心配していた先輩に裏切られた瀬能くん。ショックを飲み込む表情に打たれた」「作戦のかやの外だったのも地味にキツいな…」「作戦とはいえ、味方にも騙されちゃってる瀬能くんが不憫」の声が続出。犯人役を務めた藤井流星との“W流星”共演も話題を集め、Twitterでは「#DCU」がトレンドトップ5圏内に浮上した。
※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記
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