「そういえばこの前、実家で20年以上飼っている猫がついに逃げました。いつもは外に出ても、すぐ戻ってくるんですけど、その日に限って戻ってこなかったですね。…どんな結末やねん(笑)!元気に帰ってくるの待ってます」
そう明るく語るのは、お笑いコンビ「さらば青春の光」のボケ担当の森田。猫が大好きで自らが社長を務める個人事務所で2匹の猫を飼っている。1匹はオスのマンチカン(4歳)で名前は“会長”。知り合いのメイクさんから生まれたばかりの子猫を引き取り、飼育して今年で5年目となる。もう1匹はメスの雑種(10か月)で名前は“専務”。保護猫活動を行っている友人から譲ってもらったという。2匹はYouTubeやSNSでも度々登場しており、「可愛すぎる!」「癒される!」と多くの反響があり、昨年写真集まで出版している。
「最初の頃は後からやって来た専務に会長がシャーシャー言いながら警戒して、なかなか2匹が仲良くならなかったんですけど、何日か経ったときにイスに2匹が寄り添って寝ている姿を見て、愛らしいというかちょっと感動しましたね」
事務所はキャットウォークや回転ホイールなど猫中心のつくりになっており、ソファーは爪とぎの影響でボロボロ、イスには猫の毛がびっしり。しかしそんな光景が森田さんにとっては居心地がいいという。
「会長はお腹のあたりを触っていると仰向けになってお腹を見せて来たり、専務はおもちゃで遊んであげるとピョンピョン飛び跳ねたり、とにかくネタ作りを忘れるくらい癒されてますね。」
そんな猫好きの森田に対し、相方の東ブクロは猫アレルギーで猫は苦手のはずなのだが「会長を飼って間もない頃、猫に全然興味のない相方がいきなり事務所に来て『ちょっと会長借りるわ。』ってケージに会長を入れて外まで連れ出したんですよ。何やねん借りるって!女ちゃうかって(笑)いまだに誰に見せに行ったのか謎です。」
また、事務所で猫を飼っていることが広く知られるようになり、最近困っていることがあるという。「いろんな知り合いに会うたびにかなりの確率でチュールをもらうんですよ。事務所にまだ大量にあって、全部消費できるのかなって(笑)」
よく恋人とか家族と言われる方がいますけど、僕にとって猫は“連れ”ですね。猫って全然寄ってこないし、溺愛したいけど溺愛させてくれないんですよ。エサを食べるときだけ寄ってくるみたいな。犬みたく常に寄って来るんじゃなくてちょうどいい距離感を保っているのが猫なんです。友達が家に来てマンガを読んだらまた帰っていくあの感じに似ていますね。
そこまで手がかからないので初めてペットを飼うなら猫をオススメします。あと最後に、これだけは言わせてください。写真集は出せたので今度はDVDを出してみたいです。