佐藤大樹＆見上愛、お互いの“すごさ”語る「組み立ててきたものを捨てられる勇気がすごい」＜「liar」インタビュー・前編＞

「みんなが放っておけなくなる魅力のある方」

――今回初共演とのことですが、共演する前と後で印象は変わりましたか？

佐藤：共演する前は、クールで口数の少ない方なんだろうなというイメージを持っていたんですが、全然そんなことなくて。とにかく明るくて場を和ませてくれるし、スタッフさんも、「愛ちゃーん！」と距離感近く接していたりと、みんなが放っておけなくなる魅力のある方だと思いました。

見上：結構抜けているから、色んな人が「ちょいちょいちょいちょい！待って待って！」って面倒を見てくださっていると思っています。本当に犬みたいになってました(笑)。


――見上さんはいかがですか？

見上：佐藤さんは踊っているイメージも強くてクールな印象があったので、イチさん(市川)に結構似てるのかなって思っていたんですけど、お会いしたら本当に誰にでも分け隔てなく明るく接していて、すごくバランスの取れた方だなと思いました。


――これまでお話を聞いていて、お2人がお互いにリラックスしてお話されている空気を感じたんですが、最初から打ち解けられたのでしょうか。

佐藤：クランクイン前から、監督が見上さんと3人で色んなことを話したいという場を設けてくださったんです。僕はそういうことをするのが初めてだったんですが、そこでプライベートのことや仕事のこと、趣味の話などたわいもないことを話せて、リラックスしてクランクインができました。おかげさまで、撮影中はずっと楽しく過ごしていました。

見上：撮影期間が短かったのと、2人の恋愛話が中心だったので、お互いの事を知っていた方が良いかなと思って、お話する機会をいただきたいということを監督やスタッフの方々にお話していました。私、結構人見知りなんですけど…。

佐藤：ふふっ。

見上：「うそでしょ!?」って思われると思うんですが、本当に人見知りなんですよ(笑)。スイッチを入れないと、バーッって喋れなくて。そのスイッチがいつ入るかは毎回ばらばらなんですけど、佐藤さんにお会いした時に勝手に似た空気感を感じて、「この人だったら最初から心を100％オープンにしても大丈夫だ」って感じて、防衛本能が消えて最初からスイッチを入れられました。

佐藤：へー！(うれしそうに微笑む)


――佐藤さんは見上さんに似た空気感は感じましたか？

佐藤：感じましたね。すごくフランクで、壁がない方だなと思いました。僕もオープンに何でも話すタイプなので、そういった面で似ているなと思いました。