――グライダーに乗る作品にかけて、好きな乗り物はなんですか?
堀田:新幹線です。グライダーの作品に出演していて申し訳ないんですけど、飛行機がちょっと苦手で…。
榎木:もうダメだ(笑)。
島崎:飛行機とグライダーは違うからね!(笑) グライダーはエンジンがないし!
堀田:離陸や着陸でドキドキしちゃうので、地元と東京を往復するのも常に新幹線なんです。移動中は本を読んだり、その時やっている作品の台本を読んだりしますが、ちょっとした雑音と揺れが心地よくて集中できます。
榎木:富士急ハイランドのFUJIYAMAですかね。最初にてっぺんまで上るんですが、そこから見下ろす景色がめちゃくちゃよくて、乗客の間でちょっと和やかな空気が漂うんです。直後に地獄が待っているので、そのギャップがすごく好きですね。「あー綺麗だなー」からの、「あれっ!?」という落差が(笑)。
島崎:イベント帰りのロケバスです。コロナ禍になってできなくなりましたが、以前はみんなと缶ビールで「お疲れ!」と乾杯して、その日の感想を言い合ったりして。あの感じに飢えています(笑)。
――本作の公開を楽しみにしているファンへ、メッセージをお願いします!
島崎:アニメは各分野のプロフェッショナルや、表現欲と感性を持った人が集まり、その相乗効果でスペシャルなものを作り上げ、みなさんの元に届けます。この作品は、各分野の連携がすごく取れていました。作っている側がいいなと思った作品は、見てくださる方にもその思いが伝わる気がするので、きっと楽しんでいただけると思います。
榎木:やっぱり劇場で見てほしい作品だな、という思いが強くて。広いけど閉ざされた空間で空の広さを感じていただけると、より「ブルーサーマル」の世界に没入して物語を楽しめるんじゃないかと思います。
堀田:つるたまちゃんとグライダーの出会いは、本当にある日突然でした。もともとは大学に入って恋をしようと思っていた女の子が、些細なきっかけでこんなにも人生が変わってしまう。私自身、人生が変わって今この仕事をしているのも、ちょっとしたきっかけがスタート地点です。何かを始めることは怖かったりもしますけど、この作品がそのきっかけになったらうれしいですね。見終わったあとに「空を見たいな」と思える、前向きになれる作品なので、ぜひ劇場で見ていただけたら幸いです。
※島崎信長の「崎」は正しくは「たつさき」
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