――斉藤さんは舞台「シャットアウト、トイレット」でグループを離れているところですが、SKE48の近況を教えてもらえますでしょうか。
無事に3月9日(水)に29枚目のシングル「心にFlower」が発売できることが決まりました。コロナ禍になって余計そう感じるんですけど、シングルが発売できるというのは当たり前じゃないので、やっぱりメンバーもうれしいですよね。そのレコーディングをしたりMVを撮ったり、そういう制作をしていたのがこの1カ月くらいです。
あと、私たちは大人数のグループなんですけど、今の状況に合わせて少人数のライブをしたり、ユニットで活動したりっていうこともしています。その活動がうまく軌道に乗って、グループに還元されればいいなって思います。
――「心にFlower」のカップリングに収録される「仲間よ」は、斉藤さんは“FC岐阜選抜メンバー”として歌うだけでなく、振り付けの担当もしているんですよね。
「仲間よ」はFC岐阜さんのオフィシャルサポートソングになっています。SKE48は “FC岐阜応援隊” をやらせてもらっていて、これからもFC岐阜さんとお付き合いさせていただけるということなので、長く歌い継がれる曲になってほしいなという思いを込めて振りを付けました。
でも、かなり大変でしたね。ライブ用に1曲振り付けしたりしたことはあったんですけど、MVとして残るというのは結構責任重大と言いますか、今までやりたかったことの1つではあったんですけど、まっさらな状態から作るのってこんなに大変なんだって痛感しました。
プロの振付師の方たちのすごさも改めて感じたし、私はメンバーを知っている分、どうやったら1人1人の良いところを出せるかみたいなことも考えようとして、余計に難しかったというか。
MV撮影の日は何とか乗り越えられたなっていうような1日でしたね。すごく疲れました。朝も早いし、自分もMVに出るからその準備もしなきゃいけないし、メイクとかリップシーンを撮ってる間を縫ってメンバーに振りをアドバイスしたり。撮影場所が競技場みたいなところだったから(レッスン場にあるような大きな)鏡とかもなくて、しかも寒かったのでめちゃくちゃ大変でした。
――舞台の稽古に入る前に大きな山があったんですね。
大変過ぎて「自分には向いてないのかな?」って思ったりもしたんですけど(笑)。でも、まだそれを判断するには早いと思うから、今年また何曲かできたらいいなって思いますし、ライブで披露するときまでにはまた時間があると思うので、そこまでに完成度をどんどん上げていいものが作れたらいいですね。
今回の振り付けをやったことで、アイドルとしてだけじゃなくて、コレオグラファーというか、クリエイターとしての武器になる力も付けられたらいいなっていう目標もできました。
――ニューシングルという話題以外だと、SKE48は11期生のオーディションをしている最中ですよね。こういう人に入ってきてほしいという希望はありますか?
今回は年齢の上限がなかった分、とても多くの人にご応募いただきました。今いるメンバーが悪いから新しいメンバーを集めるわけではなくて、こういう人材を求めているっていうよりも、SKE48は大人数でメインステージの舞台に立って、全員で同じダンスをしているのが迫力あっていいなって私は思っているので、そういう練習にも何とか頑張ろうって思ってくれるパワーやガッツのある人ですかね。強いて言えば。
今回に限らず9期生も10期生もそうでしたし、林美澪ちゃんみたいな逸材もいるのでワクワクしますね。10期生の子たちはオーディションの最終審査を見させてもらったので、入ってきたら自分の子供みたいにかわいいです。
今やっている11期生のオーディションは、私も書類に目を通させていただいたんですけど、他のグループのオーディションは年齢制限で受けられないけどSKE48は受けられるからっていう理由で、20代の人も応募してくれていて、そういう熱い気持ちには書類を見ていても胸を打たれました。何を基準に選ぶかっていうのは本当に難しいんですけど、見ていてすごくワクワクしました。会ってみたいなって思う子もたくさんいたので、会えるのが楽しみですね。
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